グローバル・ハードコア・クラウン
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Global Hardcore Crown(グローバル・ハードコア・クラウン)とは、プロレスリング・ノアにおけるハードコア王座。秋山準が創設・タイトル管理委員長を務め、社長である三沢光晴は最高顧問。正式名称はグローバル・ハードコア・クラウン無差別級王座。通称・白GHC、ハードコアベルト。
秋山が独断で作成を企画したベルトであり、地方大会がいまひとつ盛り上がらない現実があったため、「タイトル戦の無い地方大会をこのベルトで盛り上げる」と考えていたが、三沢のポケットマネーから資金が支払われた。2004年春に誕生した、ノアの新タイトルである。ベルトの色は中央が本家GHCと違う銀色で、ベルト部分は秋山のコスチュームと同じ白である。
無差別級のベルトで、どんな階級の選手でも挑戦が可能。その他、試合前に選手権者、挑戦者、管理委員長の秋山が協議を行い、ルールを決定する。多くの場合が「15分一本勝負、引き分けでタイトル移動」であるが、選手権によってルールは変わることになる。
2005年に大阪で行われたモハメド・ヨネと森嶋猛の一戦は、「時間無制限一本勝負、チェーンデスマッチ」となったり、徳島で行われたモハメド・ヨネとスコーピオの一戦では、ルールが「30分一本勝負、反則裁定無し」となったり、正にハードコアに相応しい試合もあったが、10月に行われた試合はその代償が重く、スコーピオは足を痛めて救急車が出動、病院に運ばれる事態となった。
近頃は日本武道館でも防衛戦が行われることがある。また、ファンサービスの一貫として、会場入口で売られている「のあのあくじ」の当選者が立会人として認定証をリング上で読み、試合後ベルトを受け渡すサービスが行われている。
[編集] 歴代選手権者
歴代数 | レスラー | 防衛回 | 獲得日付 | 獲得会場 |
初代 | 秋山準 | 6回 | 2004年4月18日 | |
第2代 | 丸藤正道 | 2回 | 10月16日 | 徳島市立体育館 |
第3代 | モハメド・ヨネ | 3回 | 2005年3月5日 | 日本武道館 |
第4代 | スコーピオ | 2回 | 10月22日 | 徳島市立体育館 |
第5代 | 志賀賢太郎 | 1回 | 2006年9月3日 | 愛知県体育館 |