グレートブリテンおよびアイルランド連合王国
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グレートブリテンおよびアイルランド連合王国( - れんごうおうこく, The United Kingdom of Great Britain and Ireland)は、1801年にグレートブリテン王国とアイルランド王国が合同して成立した王国である。
[編集] 概要
1541年にイングランド王ヘンリー8世がアイルランド王(King of Ireland)の称号の使用を宣言して、アイルランド王国が成立したとされる。この時は一方的な宣言であったが、以後イングランドによるアイルランドの支配強化が始まる。歴代のイングランド王(1707年以降はグレートブリテン王)はアイルランド王を兼ねたが、実態はイングランドによるアイルランドの征服と植民地化の過程であった。1798年にフランス革命の影響を受けた愛国主義者たちが、アイルランド共和国建国を目指して反乱を起こした(アイルランド反乱)。この反乱は鎮圧され、1800年、ダブリンのアイルランド議会は「1800年連合法」を可決。翌1801年1月1日、グレートブリテン王国との合同とともにアイルランド議会は解散した。
20世紀に入ると、アイルランド独立の動きが激しくなった。1916年の復活祭に武装蜂起(イースター蜂起)が起こり、いったんは鎮圧されたものの、1918年には独立派のシン・フェイン党が勝利し、アイルランド独立戦争(英愛戦争)となった。1921年、英愛条約が成立。翌1922年、アイルランド島の南部26州がイギリスの自治領アイルランド自由国として分離し、1927年にグレートブリテンおよび北アイルランド連合王国(現在のイギリスの正式な国名)と改称した。