グラスコックピット
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グラスコックピット(Glass cockpit)とは、航空機において、従来のアナログ表示の針や文字板の計器ではなく、デジタル化し複数の計器をブラウン管ディスプレイ(CRT)や液晶ディスプレイ(LCD)に集約表示したコックピットのこと。一般的には、計器が減ったコックピット。民間の旅客機では、1982年に就航したボーイング767型機が最初に採用した。この技術は、スペースシャトルのオービタでも使用されている。
[編集] 鉄道でのグラスコックピット化
鉄道車両でも類似するものがあり、日本においてはE2系や700系・800系などの新幹線電車、在来線では東日本旅客鉄道(JR東日本)のE231系(近郊タイプ後期導入車)・E531系・E331系・E233系などで運転席の計器類を液晶ディスプレイに集約表示する方式を採用し、アナログの指針表示メーターを廃している。