クイズGoGoZ
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クイズGoGoZ(くいずごうごうぜっと)は、1995年10月から1996年9月まで毎日放送で放送されていたクイズ番組である。放送時間は毎週日曜日午後1時~。
この番組は関西ローカルであったが、北海道放送(本番組と同時間帯にTBSテレビの「噂の!東京マガジン」の同時ネット放送のため土曜日深夜に)や中部日本放送(金曜日深夜)、RKB毎日放送でも放送されていた時期があった。
目次 |
[編集] 出演
- 司会
- 高井美紀アナウンサーが出張等で不在の時は武川智美アナウンサーが代理
- おじゃまブラザーズ (後述)
- 関口宏の東京フレンドパークIIのホンジャマカのように、毎回コスプレや着ぐるみなどの姿で登場した。その内容は、時季に合わせたものや登場するゲストにちなんだものが主であった。
[編集] 番組概要
毎週25名の一般の人が解答者として出演し、おじゃまブラザーズの妨害をくぐりぬけて賞金の獲得を目指すという視聴者参加型クイズである。 出場者は一般視聴者だが、ほとんどの回は女子大生であった(そのほかに1度だけ小学生大会もあった)。
[編集] ルール
- 基本ルール
出場者は25人全体で出場者チームというくくりである。クイズに正解すると、賞金が出場者チームにプールされる。最終的な獲得賞金は、番組最後の山分けクイズ(後述)に正解した出場者で均等に山分けされる。
- おじゃまブラザース
しかし、「おじゃまブラザーズ」の二人が賞金の獲得を妨害しようとする。 おじゃまブラザースは、25人の出場者を相手に解答権を争い、問題に解答することで、クイズの問題を消費させ、賞金を獲得させないように努める。
おじゃまブラザースの2名は結構クイズに強く、その使命を十分に果たしていたと言えるだろう。
なお、正解チャイムの音と不正解のブザーの音は、一般出場者側とおじゃまブラザーズ側でそれぞれ異なっている(区別をつけるため電子音と機械音の異なるタイプを使っていた)が、制限時間いっぱいのブザーは両方とも同じ音(機械音)であった。また、最終問題を告げるシグナル音もながれていた。
[編集] 主なクイズ
クイズは基本的に早押しクイズであった。
- クイズ3つ言え
- オープニングクイズとして行われた。文字通り3つ正解で成功すると、最初は10万円で、それ以降成功するごとに賞金は倍々に増える。時間内に3つ正解が出なかった時点でゲームオーバーとなり、そのあとにおじゃまブラザーズが登場する。問題を読んでいる時は「~3つ言え ギブ・スリー・アンサーズ」といっていた。
- GoGo1万円クイズ
- 早押し一問一答形式クイズを25問出題。正解すると1万円が加算されるが、不正解の場合は1万円減らされる。途中ゲストを当てる問題(ハワイ風のBGMが流れる シルエットクイズ形式でそのゲストに歌を歌ってもらいその声を頼りに当てる この問題のみ解答権は出場者だけ)があり、見事正解するとハワイ旅行が獲得できる。
- 爆弾クイズ
- 4択クイズ。解答者代表が正解と思う選択肢を選ぶ。正解ならおじゃまブラザーズの顔に粉がかかる。そして、1万円獲得。解答者代表の先攻で3回勝負で決着をつける。
- 大減額クイズ
- 筆記式クイズ。「○○と言えば?」というような連想クイズが出場者とおじゃまブラザーズ出題される。おじゃまブラザーズが書いたのと同じ答えが2人以上いた場合、賞金プール額がその人数で割った額に減額される。〈例・3人の場合は3分の1になる〉
- 勝ち抜けクイズ
- 早押し一問一答形式クイズを25問出題。出場者が正解すると勝ち抜くことができる。また、賞金2万円が加算される。勝ち抜けた出場者は、最終的に獲得した賞金を山分けされる権利を得る。
- しかし、おじゃまブラザーズがクイズに正解するとリーチとなり、2問続けて正解すると、勝ち抜いた出場者が1名解答席に戻される〈複数いる場合は、抽選で選ばれた番号の出場者が解答席に戻される〉。リーチの状態で出場者側が正解するか、おじゃまブラザーズが不正解の場合リーチは消える。リーチの状態で出場者が不正解の場合はリーチは維持される。
- 山分けクイズ
- ゲストに関する出題で、1問目は○か×で質問する形式。2問目は出された問題に対して正解する・正解しないの予想をする。2問とも正解した出場者は、その人数分の頭割りで賞金が山分けされる。
- 時期によってはじゃんけんでおじゃまブラザーズの2人に勝った人が賞金を山分けされるルールの頃もあった。過去に1問目あるいは2問目で出場者全員不正解となり賞金が0円になったこともある。
[編集] その他
この番組が放送されていた頃はちょうど番組タイトルと同じ名前の競馬の競走馬「ゴーゴーゼット」号が活躍していた時期で、おじゃまブラザーズがゴーゴーゼット号を応援するコーナーが不定期で放送されていた。当然彼らが買う馬券はゴーゴーゼット号絡みの馬券である。
制作局の毎日放送では朝日放送の「パネルクイズ アタック25」が裏番組という視聴率的に 武が悪い時間帯だったことも災いして1年しかもたなかった。とはいえ正統派の中の正統派である「アタック」と比べて、邪道極まりない番組にしては保った方だという意見も少なくない。
後番組には『クイズ絶対コーダ宣言』(司会・板東英二)がスタートした。
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