ギルバート・アリナス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ギルバート・アリーナス(Gilbert Arenas, 1982年1月6日 - )はアメリカ合衆国のバスケットボール選手。カリフォルニア州ロサンゼルス出身。アメリカ男子プロバスケットボールリーグNBAのワシントン・ウィザーズに所属している。ポジションはポイントガード。背番号は0。これは学生時代に「お前の出場時間は0(ゼロ)だ」と言われた悔しさを忘れないためのもの。
目次 |
[編集] NBAでの経歴
2001年、ドラフト2巡全体31位でゴールデンステート・ウォリアーズに入団。2年目から先発に定着。NBAルーキーオールスターゲームMVP、MIP(最も成長した選手に与えられる賞)に選ばれた。その年、ワシントン・ウィザーズへ移籍。2005年にはオールスターゲームに初出場し、オールNBAサードチームにも選出された。
[編集] 05-06NBAシーズン
平均得点29.3点を記録。(05-06シーズン得点ランキング4位)このシーズンのオールスターに怪我のジャーメイン・オニールの代役として出場した。3ポイントシュートコンテストにも欠場したフェニックス・サンズのラジャ・ベルの代役で出場した。
プレーオフの1回戦でレブロン・ジェームズのいるクリーブランド・キャバリアーズと対戦。2勝4敗でチームは敗退したが、アリーナスは平均34点を記録。シーズン最後のゲームとなった第6戦のオーバータイム(延長戦)の終盤、アリーナスはフリースローを打つチャンスを得た。そのとき、レブロン・ジェームズに「君がこのフリースローを両方はずしたらゲームは終わりだ。」と言われ、実際に2本外してしまう。シーズン終了後、バスケットボール世界選手権アメリカ代表チームに選出されるが、怪我のために最後の12人には残らなかった。
[編集] ギルバートロジー(Gilbertology)
ギルバートロジーとは、コート内外でのギルバート・アリーナスの奇妙な行動のことをさす。
- 試合前にロッカールームの中でチームメイトのジャージを隠す。
- ハーフタイムの最中によくインターネットでポーカーを楽しむ。これについて、アリーナスは「正確にはインターネットではなくてDVDのソフトだ。また、お金を賭けてはいない。」と言った。
- ゴールデンステート・ウォリアーズにいたとき、ジャージを着たままシャワーを浴びたこともある。[1]
- 毎試合後、ジャージを観客席に投げる。ウォリアーズ時代はシューズを投げていた。アリーナスは「昔はジャージは高価だったので毎試合観客席に投げるのは難しかった。」と言っている。ワシントン・ウィザーズと契約してからジャージを投げ始めるようになった。
- アリーナスのニックネームは「GIL」、「GA」だが、2006年ごろから「President」と呼ばれることもある。アリーナスは自分のことを「East Coast Assassin(東海岸の暗殺者)」と表現することもある。
[編集] 受賞歴
- ルーキーチャレンジ出場 (2003)
- ルーキーチャレンジMVP (2003)
- MIP(2003)
- All NBA 3rd Team(2005、2006)
- All Star 出場(2005、2006)