ガンダルヴァ
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ガンダルヴァは、ヒンドゥー教の神の一柱。インドラ(帝釈天)に仕える奏楽神で、大勢の神の居る宮殿の中で美しい音楽を奏でる事に責任を負っている。また、ソーマの守護神であるとも伝えられている。アプサラスの夫。
酒や肉を喰らわず、香りを栄養とする為に訪ね歩くため食香または尋香行とも呼ばれ、自身の体からも香気を発する。香気と音楽は非常にかすかでどこから発しているのかわからないともされる。 その身から冷たくて濃い香気を放つため、梵語では「変化が目まぐるしい」という意味で魔術師も「ガンダルヴァ」と呼ばれ、蜃気楼の事をガンダルヴァの居城に喩え「乾闥婆城」(梵語 gandharva-nagara)と呼ぶ。
仏教では乾闥婆(けんだつば)と呼ばれ、天竜八部衆の一つである。楽乾闥婆王、健達婆、犍達縛、健闥婆、乾沓和、乾沓婆、彦達縛、犍陀羅、香神、 嗅香、香陰など様々な訳名がある。
[編集] ガンダルヴァの登場する作品
- 『天空戦記シュラト』 - 天竜八部衆をモチーフとした八部衆が登場し、その中の闥婆王クウヤが乾闥婆に対応する。
- 『ガンダルヴァ』 - 超人的な嗅覚を持つ男・香田を描いた正木秀尚の漫画作品。
- 『ヤミと帽子と本の旅人』-ゲーム版で主人公の旅に同行する謎のオカメインコ・ケンちゃんの正体が乾闥婆に対応。
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