カーナビラジオ午後一番!
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カーナビラジオ午後一番!(かーなびらじお ごごいちばん!)は1996年4月8日に放送を開始した北海道放送(HBCラジオ)のラジオ番組。
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[編集] 概要
番組開始当初は各放送局のローカル番組を放送していた関係から、13:00~15:30までの2時間30分で放送されていたが、1999年4月からは12:00-16:00まで放送されている。
メインパーソナリティは歌手・ローカルタレントのYASUとフリーアナウンサー・ローカルタレントの田村美香。
2006年に放送10周年を迎えたが、1996年の番組開始当初は聴取率がSTVラジオの『喜瀬ひろしのときめきワイド』だけではなく、エフエム北海道(AIR-G')やエフエム・ノースウェーブのワイド番組にも敗れるなど、どん底の状態だった。そんな中、2006年の上半期同時間帯の聴取率でナンバー1になった。
なお、番組は中継班でタレントのデビル佐々木とカーナビ情報センター担当でHBCアナウンサーの関博紀が加わり、4時間ぶっ通しの生放送が全道と一部東北地方に向けて発信される。時にはYASUや田村が外に飛び出しての中継放送となる日もある。
[編集] 番組プログラム
基本的に生放送だが13:00以降の各時間帯に約10分間の東京制作の番組(TBSラジオとニッポン放送)が織り込まれて構成される。
また、30分毎に道新ニュース(またはHBCニュース)・道路情報・天気情報を放送。
12:00~
- 毎日のテーマ:毎日日替わりのテーマにちなんだ話題をリスナーから募集し、紹介する。
- YASUの大盛りごちソング:リスナーからのリクエストをフルコーラスで放送するコーナー。長い曲のリクエストだとYASUがめんどくさそうな口調をする。コーナーの最後は提供であるコンビニチェーン、セイコーマートのおすすめ商品を紹介する。
- ヘルシーシュガートーク:カーナビ情報センターの関アナウンサーが北海道出身のアスリートにインタビューするコーナー。提供が製糖会社・日本甜菜製糖なので、砂糖をどのように採っているかなども聞く。
過去
- オープニングチャンス カーナビラジオ午後一万!:『クイズ・福沢君と樋口さん』の前身。10面ダイス2つで電話番号の末尾2桁を抽選して応募を受け付ける。受け付けた電話の中から抽選で一人を選び、電話をかけ、合言葉を答えられた場合1万円をプレゼントしていた。この合言葉は、大抵の場合その日のメッセージテーマである。
- オープニングチャンス クイズ・福沢君と樋口さん:電話で応募を受け付ける。電話番号は固定電話でも携帯電話でも構わない。受け付けた電話の中から抽選で一人を選び、電話をかける。福沢君問題と樋口さん問題を選択してもらい、正解なら前者のクイズでは1万円、後者なら5千円をプレゼントしていた。前者のほうが難易度は高い。スタート当初は10面ダイス2つで電話番号の末尾2桁を限定していたが、「応募数が少ない」という理由で、限定解除に至る。2006年12月8日放送分をもって終了。
- デビルのマジカルアフタヌーン 12:35~13:00 デビル佐々木と当時レコード室(後にウェザーセンター)勤務であるれんたろうとのトークコーナー。(但し、一時期、函館放送局エリアでは第2・4金曜のみ別コーナーを放送していた)
13:00~
- 毎日のテーマ:12時台に引き続きリスナーから募集した日替わりのテーマにちなんだ話題を紹介する。
- きょうのひとことナビゲーション:最近流行している言葉や新しい言葉を関アナがYASU・美香に出題し、二人はショートドラマ風に解答してゆく。ショートドラマというよりショートコントか?
過去
- スクープ大賞:リスナーから寄せられた「私が出会ったとっておきのスクープ」を紹介する。内容の面白さに応じて「ドッチらけ」「ヤヤうけ」「バカうけ」「肉」というランク付けがなされる。「肉」のスクープには札幌市内の焼肉店から5000円分の食事券(札幌市内および近郊以外の場合は5000円分相当の和牛肉)を進呈。
(13:35ごろ ニッポン放送制作『ミュージックスクランブル』を放送。)
- デビルのストリート大作戦:デビル佐々木が札幌市内に(たまに札幌以外にも)出現し、企業・店舗などから生中継する。お店の紹介からお菓子の激安販売までいろんな趣向が凝らされている。また、毎週月曜日は「クイズ100人に聞きました」のパクリで、デビルが毒舌司会者「ため口宏」に扮する「クイズ1人に聞きました」という企画もある。
14:00~
- 情報ハイウェイ:道内から世界のニュースまでわかりやすくリスナーにお届け。YASU・美香の喜怒哀楽に満ちた寸評が面白い。
(14:35ごろ TBSラジオ制作『日本列島ほっと通信』を放送。)
- 忘れられないあの一言:リスナーの心に残る一言を紹介する。思わず目頭が熱くなる一言から爆笑・爆弾発言まで多彩な一言が寄せられる。
- デビルのストリート大作戦:13:00台の続き
15:00~
- 大人のカーナビカウントダウンDX:毎日替わるテーマに関する歌やアーティストの曲を番組内で募集し、得票の多い上位5位をエピソードと共に紹介する。番組のテーマとリンクするのがほとんど。たまに生ゲストが登場し、ゲストのBEST5になることもある。
(15:35ごろ TBSラジオ製作『ドライバーズリクエスト』を放送。)
- うまいものナビゲーション:道内各地の飲食店を店と電話をつないで紹介。
過去
- 大人のカーナビカウントダウン:リスナーの個人的なテーマに沿ったベスト5を、カウントダウン形式で紹介するコーナー。現在の『DX』同様、生ゲストが登場した時はゲストのBEST5になっていた。
[編集] 番組企画
[編集] カーナビ紅白歌合戦
1999年から始まった、毎年レギュラー放送最終日に行われる企画。ネタ元はもちろんNHKで放送されている『NHK紅白歌合戦』。レギュラー放送のコーナーをほぼ休みにして(在京局制作番組、「ヘルシーシュガートーク」、「JFTB今日の誕生花」は放送(2005年の場合))、男性陣は白組(キャプテンはYASU)、女性陣は紅組(キャプテンは田村美香)に分かれて、カーナビラジオ、HBCに関わっている人(番組スタッフからコーナー出演者、ラジオの電話受けの人、HBCグリル(地下にある社内食堂、一般人も利用可)のシェフ、そしてHBCの社長(2002年の第4回にて)まで)が1年間聞いていただいたリスナーに感謝をしつつ扮装などをして歌う。
紅・白組の1回の対決ごとに何か対決名をついており、それにあわせた人が歌うことになっている。(例:「センター対決」 紅組:HBCウェザーセンターの女性気象予報士 白組:カーナビ情報センターの人(現在は関アナウンサー))
審査員はリスナーの方々で、電話・FAX・メール(公開放送になってからは見に来ている人に手を挙げてもらい、どちらか多い方にポイントが入る)で紅・白組のどちらが勝っているかを投票してもらう。投票は一人何回でもよく、対決ごとにどちらが良かったかを投票してもらってもかまわない(むしろそのように勧めている)。また、投票した人には抽選で豪華なプレゼントが当たる。
出場者は毎回いろいろな扮装をして歌うことが多いのにもかかわらず、2003年の第5回まではいつも通りラジオ第3スタジオで放送していたが(もちろん一般の人は入ることはできず、一応ライブカメラ「見えるラジオ」でインターネットから見ることはできるが、出場者の位置によっては映らないこともある)、2004年の第6回では1階ロビーから、2005年の第7回ではテレビ第1スタジオから全編公開生放送を行っている。その模様はインターネットから見ることができる。
対戦成績は紅組が7勝、白組が1勝(2002年の第4回)と紅組が圧倒的に勝ち越している。
- エピソード
- 番組のピンチヒッターとして出演することもあり、歌合戦に出場をしている斎藤こずゑは毎回何かのコスプレをして歌うので、「コスプレの女王」と呼ばれている。
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- 2003年の第5回のエンディングで出演者・スタッフ全員で「世界に一つだけの花」を歌い、間奏で田村美香がメッセージ(作ったのはYASU、ネタが盛りだくさん)を読んだのだが、途中でなぜか感極まって泣いてしまい、それにつられてみんなが泣きながら歌っていた。終了後にみんなで「なぜ泣いたんだろう?」と言いあっていた。
- 2004年の第6回では、紅組キャプテンの田村美香が「最初から今まで」(「冬のソナタ」のテーマソング)をピアノの弾き語り(たまたまピアノ教室に通っていたので)をし、途中で間違ってしまい号泣しながら続け、そのおかげでポイントが大量に入って紅組が勝った。
- おひねり(商品券、酒など)が出場者に差し入れされることがある。(小橋亜樹の場合は自分の番組でお願いしたことがある)
[編集] ミッドナイトカーナビラジオ
「HBC24時間スペシャル」の一企画として放送された番組。1999年と2002年に放送され、前者は土曜深夜(日曜早朝)1:00~5:00、後者は土曜深夜(日曜早朝)12:00から4:00までの放送。深夜の放送ということで、かなりアダルトな内容となった。2002年の内容は[1]に載っているので、そちらを参照してもらいたい。
[編集] 出演者
[編集] 現在の出演者
[編集] 以前の出演者
- DON
- 近藤はじめ(カーナビ情報センター初代担当)
- 斎藤こずゑ(今でもパーソナリティ2人の代理として出演することがある)
[編集] 関連項目
- YASUのスーパー・ナビ2・ラジオ塾
- ミッド・ナイト・カーナビ
- よるなび
- もくなび