カンゾウタケ
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カンゾウタケ Fistulina hepatica Schaeff.:Fr. |
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分類 | ||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||
Fistulina hepatica Schaeff.:Fr. | ||||||||||||||
和名 | ||||||||||||||
カンゾウタケ | ||||||||||||||
英名 | ||||||||||||||
Beefsteak Fungus |
カンゾウタケ(肝臓茸、Fistulina hepatica Schaeff.:Fr.)は、ヒダナシタケ目カンゾウタケ科カンゾウタケ属に属する一属一科一種のキノコ。全世界に広く分布し、欧米では広く食用にされている。アメリカなどでは"Beefsteak Fungus"・「貧者のビーフステーキ」、フランスでは「牛の舌」(Langue de boeuf)と呼ばれている。
梅雨期と秋に、スダジイ、マテバシイなど(欧米では樫や栗の木、オーストラリアではユーカリ)の根元に生え、褐色腐朽を引き起こす。傘は舌状から扇型で、表面は微細な粒状で色は赤く、肝臓のように見える。裏はスポンジ状の管孔が密生し、この内面に胞子を形成する。他のヒダナシタケ類と異なり、この管孔はチューブ状に一本づつ分離している。
肉は、霜降り肉のような独特の色合いを呈しているうえ赤い液汁を含み、英名のBeefsteak Fungusの名の通りである。生ではわずかに酸っぱいが、管孔を取った上で、茹でて刺身や味噌汁にしたり、生のまま炒めて食べたりする。