カリヨン (投資銀行)
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カリヨン(Calyon)は、フランスの金融機関クレディ・アグリコル(CA)グループ傘下の投資銀行。2004年、それまでのCAの投資銀行部門であったインドスエズ(Indosuez)に、クレディ・リヨネ(Crédit Lyonnais)から法人営業が譲渡されて改称発足した。
親会社であるCAの強固な財務基盤を背景に、高い信用力を備え、ヨーロッパを中心とした金融市場において高い収益力を誇る。
従業員数は11,000人、世界60ヶ国において、幅広い投資銀行業務を展開している。
米国ではニューヨーク、シカゴ、ダラス、ロサンゼルスそしてヒューストンに事務所を構える。中枢はニューヨークだが、近年の資源マーケットの活況を受けて、エネルギー部門特化型のヒューストン事務所も活動に積極的である。
日本では、前身組織が1936年から支店を設置しており、現在ではカリヨン証券・カリヨン銀行の名で業務を営む。
[編集] 経営
カリヨンの内部部局は大きく2つ、キャピタルマーケッツ/インベストメントバンク部門とファイナンス部門がある。
- キャピタルマーケッツ/インベストメントバンク部門
- キャッシュマネジメント、デリバティブ、先物取引、外国為替などを扱う。証券仲介業分野では、ヨーロッパのシェブール、アメリカのカリヨン・フィナンシャル、アジアのCLSAが子会社として各地域の業務を担う。
- ファイナンス部門
- 資産流動化や協調融資など、法人向けの商業銀行としての営業を行う。
[編集] 関連項目
- クレディ・アグリコル
- ソシエテ・ジェネラル
- BNPパリバ
- 投資銀行
[編集] 外部リンク
- Calyon(英語、フランス語)
- カリヨングループ(カリヨン証券/カリヨン銀行)(日本語)