カリオストロ伯爵夫人
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
文学 |
ポータル |
各国の文学 記事総覧 |
出版社・文芸雑誌 文学賞 |
作家 |
詩人・小説家 その他作家 |
『カリオストロ伯爵夫人』(カリオストロ伯爵夫人、La comtesse de Cagliostro)は、モーリス・ルブランの『アルセーヌ・ルパン』シリーズの一篇。1924年発表。また、同作品に登場する謎の女性の名。マリー・アントワネットが巻き込まれたことで有名な首飾り事件で告発された怪人物カリオストロ伯爵の娘だという。
「カリオストロ伯爵夫人」は、アルセーヌ・ルパン20歳の時の、最初の大冒険を扱った一篇。
謎の女・カリオストロ伯爵夫人ジョセフィーヌ・バルサモと、怪人物ボーマニャン、ラウール・ダンドレジーこと若き日のアルセーヌ・ルパンがフランス修道院の財宝を巡って三つ巴の争いを演じる。
[編集] 映画・ルパン
2004年に作られた映画「ルパン(Arsene Lupin)」(日本では2005年公開)のストーリーの根幹となった作品である。
[編集] ルパン三世 カリオストロの城
宮崎駿監督の名作アニメ「ルパン三世 カリオストロの城」のネーミングは、この作品から取られている。また、ヒロイン・クラリスの名前も、この「カリオストロ伯爵夫人」でラウールことルパンと結ばれる最初の妻・クラリス・デティーグ嬢の名前から取られている。