カストラート (映画)
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カストラート Farinelli Il Castrato |
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監督 | ジェラール・コルビオ |
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製作 | ヴェラ・ベルモン |
脚本 | アンドレ・コルビオ ジェラール・コルビオ |
出演者 | ステファノ・ディオニジ |
音楽 | クリストファー・ルーセット |
撮影 | ウォルター・ヴァン・デン・エンデ |
編集 | ジョエル・アッシュ |
配給 | ユーロスペース |
公開 | 1994年12月7日 1995年6月 |
上映時間 | 111分 |
製作国 | イタリア、ベルギー、フランス |
言語 | フランス語・イタリア語 |
allcinema | |
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『カストラート』(伊Farinelli Il Castrato,英Farinelli) は、実在したバロック時代のカストラート歌手 ファリネッリの生涯を描いた 伝記映画である。1994年製作。イタリア、ベルギー、フランス合作。ジェラール・コルビオ監督。
[編集] 出演
- ステファノ・ディオニジ
- エンリコ・ロー・ヴェルソ
- エルザ・ジルベルスタイン
- カロリーヌ・セリエ
- ジェローン・クラッベ
[編集] ストーリー
[編集] 音響技術
この映画の製作には、フランスの電子音楽研究機関であるIRCAMが技術面で多大に貢献している。 映画なので主役ファリネッリの演技は役者が口パクをしたものを撮影し、裏で本職の歌手が声を当てるのだが、本物のファリネッリがレパートリーとしていた曲は、現在のカウンターテナーには声の高さと声質の問題で歌えない。そこでその歌を2分割して、高音域は女声のソプラノ歌手、低音域は男声のカウンターテナーが担当して、2パート分の録音を用意した。その後IRCAMが音声変換を担当して、女声ソプラノの部分の音声フォルマントを男声歌手の声質に近づけ、映画の画面と合成した。これによって映画では、あたかも男の声で超高音域が歌われているかのように聞くことができる。
IRCAMでは、このとき音声変換に使われたコンピュータを同じくFarinelliと名付けた。現在はもはや稼動してはいないが、IRCAMの歴史を担った名機として保管されている。