エネミー・オブ・アメリカ
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『エネミー・オブ・アメリカ』はトニー・スコット監督が製作した1998年のサスペンスアクションの映画。ブエナビスタ作品。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
目次 |
[編集] 解説
対テロ防止法を巡る事件の証拠を偶然掴んだ弁護士が政府の陰謀に巻き込まれ、元工作員と手を組んで陰謀に挑む姿を描く。
[編集] あらすじ
アメリカ連邦議会はテロ撲滅を名目に≪通信の保安とプライバシー法案≫というテロ防止法を巡って激しい議論が交わされていた。なぜなら、その法案の内容がテロ摘発のために全米国民のプライバシー侵害も辞さないというものだったからである。NSAの行政官・レイノルズはテロ防止法案を可決させるべく、部下を使って法案に反対していた大物下院議員ハマースリーを密かに手にかけ、心臓発作による事故死に見せかけて車ごと彼の遺体を遺棄する。やがて世間は彼の思惑通り、事故死として処理されたが、偶然殺害現場の一部始終が自然写真家のビデオによって収められしまい、自分の計画が破綻するのを恐れたレイノルズは部下を使って追い詰める。そして彼は殺害現場のビデオを大学の頃からの友人である弁護士・ディーンに託した後、消防車にはねられて死亡。だが、ディーンがビデオを持っていることを知ったレイノルズはシギントを利用して彼の抹殺を目論む。そして家庭や職を失ったディーンは自称・情報屋のブリルに助けを求めようとするが盗聴器や発信器などが仕掛けられていたため避けられる羽目に。しかしディーンの元恋人でブリルの仲介役が殺され、しかも彼自身が冤罪を着せられていることを知ったブリルはディーンと手を組んでNSAに対決しようとするのだが……。
[編集] キャスト
- ロバート・K・ディーン:ウィル・スミス
- ブリル:ジーン・ハックマン
- トーマス・B・レイノルズ:ジョン・ヴォイト
- バリー・ペッパー
- レジーナ・キング
- イアン・ハート
- リサ・ボネット
- ジェイク・ビジー
- スコット・カーン
- ジェイミー・ケネディ
- ガブリエル・バーン
- ジェイソン・リー
- ジャック・ブラック
- セス・グリーン
- トム・サイズモア
[編集] スタッフ
- 監督:トニー・スコット
- 製作:ドン・シンプソン ジェリー・ブラッカイマー
- 脚本:デビット・マルコーニ
- 撮影:ダン・マインデル
- 音楽:トレーバー・ラビン ハリー・グレッグソン=ウィリアムズ
- 編集:クリス・レベンゾン
- プロダクション・デザイン:ベンジャミン・フェルナンデス
- 衣装デザイン:マーリーン・シュチュワート
- キャスティング:ヴィクトリア・トーマス ジョアンナ・マッカーシー