エクスパンション・ドラフト
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エクスパンション・ドラフト(expansion draft)とは、プロスポーツにおいて、エクスパンションが行われた場合、新規参入チームにおける戦力確保のために行う既存チーム所属選手の分配システムである。選手分配ドラフトの一種であり、「ドラフト」と付くものの、いわゆるドラフト会議(新人選択会議)とは異なる。
本項ではbjリーグのについて記述する。
[編集] 概要
- まず、既存球団はプロテクトする選手を選定する。
- プロテクトされた選手については、所属球団とA契約を結ばなければならない。また、3名を超えてプロテクトした球団は、ドラフト会議において超過した人数分指名巡が後になる。
- 次に新規参入球団がプロテクトされなかった選手のうち外国人選手、アーリー・チャレンジ制度で契約した選手を除く全選手から指名する。新規参入が複数の場合、抽選で指名順を決定する。
- 新規参入球団に指名されなかった選手については、元の球団に優先交渉権が与えられる。
[編集] 2006年
2006年は富山グラウジーズと高松ファイブアローズの2球団が加盟し、ドラフト会議と合わせて行われたが、両球団ともエクスパンション・ドラフトでは1人も指名しなかった。