インド商科大学院
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インド商科大学院(The Indian School of Business / ISB)は、インドのハイデラバードに設置された私立大学で、経営学修士(Master of Business Administration / MBA)課程、経営学博士研究員課程と、企業幹部の研修課程を実施している。フォーチュン500に数えられる企業家集団が、当時アーンドラ・プラデーシュ州首相であったナラ・チャンドラバブ・ナイドゥを中心とした州政府の協力のもとに1999年12月20日に創立した。
ロンドン商科大学、ワートン商科大学、ケロッグ経営科大学などが、インド商科大学院と提携している。一年で修了する修士課程を有するところが特徴である。
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[編集] 教育課程
インド商科大学院の教育課程は、経営の教育と経営の現場との関係の密接さを特色として打ち出しており、財界の最新の傾向や分野横断の研究を促進している。開設している教育課程には、以下のものがある。
- 経営学修士一年間課程
- 経営学博士研究員課程
- 企業幹部研修課程
[編集] キャンパス
インド商科大学院は、ハイデラバードのガチバウリ(? Gachibowli)に位置する。周辺にはマイクロソフト・インド開発センター、インフォシス・テクノロジー、ウィプロ・テクノロジー、国際情報技術大学などが存在していて交通の便が良く、またキャンパス内は緑豊かである。4つの学生寮があり、それぞれ130人までが居住できる環境を有している。
開設している課程は、正規課程と短期課程が共存するように構成されている。学期中は、短期課程部は授業時間以外の学生交流の機会を豊富に提供している。
14000冊の蔵書と1000の視聴覚教材、360誌の定期刊行誌、および36のオンライン・データベースと2000の電子ジャーナルに結ばれている電算機センターを併設した図書館がある。レクリエーションセンターには体育館、水泳プール、バスケットボールコート、バドミントンコート、蹴球場が設けられている。託児所もキャンパス内に設置されている。