イウォーク
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イウォーク(Ewok)は、映画『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』『イウォーク・アドベンチャー』『エンドア/魔空の妖精』に登場する架空の生物種・種族。
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[編集] 概要
イウォーク族は森林豊かな衛星エンドアに住む種族で、クマのぬいぐるみのような外見をしており、身長はおよそ1メートル程度。密林によく順応した生活を送っており、エンドアに自生する巨大な木の中ほどにロフト状の家屋を作り、部族単位で生活している。
なおエンドアの気候は温帯~亜寒帯といった感じであるが、彼らは全身に密集した体毛に覆われているため着衣を必要としない。しかし頭には動物の皮を加工した頭巾を被っている。しばしば皮製のポーチなどを携帯している。
ちなみにジョージ・ルーカス、その他の発音に注意しているサイトはイーウォックと呼んでいる。
[編集] 文明
文明程度はまだ原始的なレベルであり、地球文明の石器時代に近い。素朴な道具を作るほか、火を利用している。
武器としては斧・剣・槍・弓矢などといったものしか使っておらず、銃などの火薬兵器はまだ発明されていない。しかしそのもっさりとした外観からは想像できないほど動体視力は優れており、森林のいたるところに垂れているツタを使ってターザンのように移動するほか、素朴なハンググライダーで飛行する技能を持っている。
ただ部族間の争いやエンドアに生息する巨大生物との戦いは過去にしばしば発生したようで、投石器や森林の樹木を使った大掛かりな武器・トラップも伝えられており、投石や弓・槍などによる戦闘手法がみられる。また彼らの社会ではアニミズム的な宗教が見られ、呪術医も存在する。長老による政治体制があり、部族間の外交問題や個人間の調停には、この長老の意見が尊重されている。
生活は主に豊富な森の資源に依存しており、彼らも雑食性であるため、特にこれといって農業的な活動は行っていない。集落規模は数十名~数百名程度とみられることから、エンドアの自然は極めて豊富に食料を与えてくれているようだ。彼らは森を巡回し、食料を採取している。
[編集] 言語
原始的な裂音の多い言語を使っているが、その言語形態は非常に柔軟かつ語彙が豊富である模様で、彼らの種族が長い文明的停滞の中で、精神世界を発達させている事が伺われる。遥かに進んだ文明を持つ銀河標準語とは適切に通訳する事で、意思の疎通が可能である。
[編集] スターウォーズでの活躍
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
銀河帝国抵抗運動の紛争が頻発していた時代に於いては、外部世界とは隔絶した生活を送っていたため、銀河帝国と反乱同盟軍の戦争にも当初は関与していなかった。
しかし軌道上に建造された第二デス・スターの防御を司るシールド・コントロール基地がエンドア地表に建設されたことに伴ってエンドアに帝国軍が進駐、さらにこの基地の破壊を狙う反乱軍も兵士を送り込み、イウォークも戦争に巻き込まれていく。
それでもイウォークは中立の立場を守っていた。しかし反乱軍とともに降下していた金色のドロイドC-3POを神と勘違いしたことにより、イウォークは反乱軍の破壊工作に全面協力することになった。彼らは、星々に生活する人々に圧政を敷き支配する帝国軍を恐れ、自分たちの土地から追い出したいと願ったのだ。
コントロール基地の機能停止を狙った反乱同盟軍の作戦を支援すべく立ったイウォークたちだが、彼らには帝国軍や反乱軍のもつ宇宙戦闘機やエネルギー兵器といったような派手な装備は無かった。しかし地の利をいかした罠やゲリラ戦に長けた彼らは、帝国軍を挑発して自分たちの得意とする戦場へとおびき出した。
彼らは決死の戦術で帝国軍を撹乱、反乱軍と共に帝国軍のスカウトや強力な武器を備えたウォーカーを次々に戦闘不能に陥れ、ついに帝国軍の基地警備隊を制圧する事に成功した。この作戦成功の直後に宇宙ではデス・スターが破壊され、エンドアの平和は守られたのであった。
この戦いで、多くのイウォーク族の戦士が傷つき、倒れた。しかし同時に彼らの働きで、デス・スターは失われ、またこの戦いで皇帝を失った帝国軍は一気に弱体化した。イウォーク族は、失った以上に多くの勇敢な反乱同盟軍の戦士たちと友好を結び、戦勝を祝う祝宴がエンドアで催された。