アンパサンド
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アンパサンド(ampersand、記号:&)とは「~と…」を意味する記号である。正式な書き順は不明。英語の「and」に相当するラテン語の「et」の合字で、「etc.」を「&c.」と記述することがあるのはそのため。Zに続くラテン文字アルファベットの27字目とされた時期もある。
記号名の「アンパサンド」は、ラテン語の「&はそれ自身"and"を表す」(& per se and)からきている。
プログラム言語では論理積やビット演算子として使用される。そのほか、Visual Basicのように文字列の連結演算子として使用されることもある。
- 論理積の場合、たとえばX = A && Bの関係にあるとき、A、Bの積がTRUEならばXはTRUE、それ以外はFALSEである(「&&」はC言語における表記)。
- ビット演算子の場合、たとえば0x12345678 & 0x0f0f0f0fは、0x02040608である。
なお日本においては、カクテルの「Gin & Tonic water」を「ジン・トニック」と呼ぶなど、「&(アンド)」の読みを省略することがある。