アンドレス
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アンドレス(Andreth、第一紀361年 - 455?)は、J・R・R・トールキンの中つ国を舞台とした小説、『中つ国の歴史』の登場人物。 ドルソニオンの北東を占める、ラドロス地方の初代領主にしてベオル家の長ボロミアの娘。 バラヒアの父ブレゴールの姉、もしくは妹。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] 賢きアンドレス
エルフたちはかの女を「賢き心」を意味する、サイリンド(Saelind)と呼んだ。かの女が思慮深く、人間の伝承に通じていたからである。かの女は若い頃に、ベオル家の親類ベレミアの家に住んでいたことがあり、そこでマラハ (Marach)の孫にしてベレミアの妻アダネルからマラハの族(House of Marach)の伝承を学んだ。
[編集] アイグノールとの恋
アンドレスはフィンゴルフィンの息子、エルフのアイグノールと愛し合ったが、結ばれることはなかった。かれはつねにモルゴスと対峙し、落ちつかなかったからである。かれらは生涯子供をもたなかった。
[編集] フィンロドとの友情
かの女はまたアイグノールの兄フィンロドとも緊密な友情をもった。フィンロドはアングバンドの包囲の続くあいだ、たびたびアンドレスを訪れ、人間とエルフに関するさまざまな事柄について意見を交わした。ふたりの会話は書き留められ、のちに「Athrabeth Finrod ah Andreth」として知られるようになった。
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