アイク・ディオグ
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アイク・ディオグ(Ike Diogu、Ikechukwa Somotochukwa Diogu、1983年9月11日-)はアメリカ合衆国のニューヨーク州バッファロー出身のバスケットボール選手である。アメリカプロバスケットボールリーグNBAのゴールデンステイト・ウォリアーズに所属している。ポジションはパワーフォワード。身長203㎝、体重115.7kg。
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[編集] 経歴
[編集] 学生時代
ディオグの両親はナイジェリア人で、1980年にアメリカに渡った。バッファローで生まれたディオグは、その後テキサス州ガーランドに移り、地元の高校に進学した。
大学はアリゾナ州立大学に通い、ロブ・エヴァンスコーチの下で才能を開花させた。またその間、パシフィック10カンファレンスの数々の栄誉を得た。
[編集] NBA
2005年のNBAドラフトで、ゴールデンステイト・ウォリアーズから1巡目(全体9位)指名を受けた。前評判は決して高くなかったため、当日、ディオグは会場に駆け付けていなかった。そのために指名された新人がチームの帽子を被ってコミッショナーと握手を交わすというNBAではお馴染みとなっているショット(写真)が発表されることはなかった。ディオグはその後サマー・リーグに参加。上位指名が期待外れではなかったかのような活躍をし、低迷を続けるチームの有力新人として開幕を迎えることになった。しかしながら、開幕直前に薬指を骨折。約1ヶ月間、欠場を余儀なくされた。NBAデビュー後はベンチからの出場が続き、12月にはこの年の最高となる27得点を記録した。好調と不調の波が激しかったが、ダブル・ダブルや12リバウンドなど、リバウンダーとしての片鱗も伺わせた。また、シーズン終盤は出場時間も増え、7試合連続で10得点を記録するなど有力新人ぶりを発揮させた。
2006-07シーズンもインサイドのベンチ要員としての活躍が期待されている。
[編集] プレイスタイル
NBA選手のインサイドプレイヤーでありながら203㎝と小柄である。しかし厚みがある強靭な体格と、長い腕を生かしたプレイが特徴的だといえる。NBAではダニー・フォートソンなどと同タイプの選手といえるだろう。またリバウンダーとしての素質を開花させつつあるディフェンシブな選手でありながら、オフェンス面においてはフリースローを高確率で成功させることもできる。本来のポジションはパワーフォワードだがセンターをこなすこともある。