ひとめぼれ
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もともと耐冷性を期待されて育成された品種で、1993年の大冷害で大きな打撃をうけたササニシキからの転換品種として作付け面積を伸ばし、1994年には全国作付け2位となった。また味についても申し分なく、炊きたてはもちろん冷めた後も硬くなり過ぎず、食味・食感が落ちないのが特徴で、冷やご飯でのおいしさは特筆できる。味の良さやコシヒカリより栽培が容易なこともあって、作付けは全国に拡大した。
[編集] 品種特性
宮城県古川農業試験場にて1981年にコシヒカリと初星を交配して選抜開始、1991年に「ひとめぼれ」として誕生した。食味の良さと耐冷性を併せもつ品種として育成されたが、後に寒冷地以外でも作付けが行われている。
[編集] 成育特性(成育状況)
宮城県産ひとめぼれの場合の一例。
- 播種日・・・ 4月10日
- 田植日(移植日)・・・ 5月9日
- 出穂期・・・ 8月10日
- 登熟期・・・ 8月20日〜9月25日
注)登熟期の開始日は、出穂期+10日目の日としている。