とう利天上寺
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忉利天上寺 | |
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本堂(金堂) |
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所在地 | 兵庫県神戸市灘区摩耶山町 |
山号 | 佛母摩耶山 |
宗派 | 高野山真言宗 |
本尊 | 十一面観世音菩薩、仏母摩耶夫人尊 |
創建年 | 大化2年(646年) |
開基 | 法道仙人、孝徳天皇(勅願) |
別称 | 天上寺 |
文化財 |
忉利天上寺(とうりてんじょうじ)は、兵庫県神戸市灘区摩耶山町にある仏教寺院。通称「天上寺」。宗派は高野山真言宗。 摩耶夫人(釈迦生母)を本尊とする日本唯一の寺である。
目次 |
[編集] 縁起
忉利天上寺は646年(大化2年)に孝徳天皇の勅願により、インドの伝説的な高僧法道仙人が開創したと伝わる。後に弘法大師が渡唐した際、梁の武帝自作の摩耶夫人尊像を持ち帰り、同寺に奉安したことから、この山を「摩耶山」と呼ぶようになったとされる。 鎌倉時代末期の摩耶山合戦(幕府軍対赤松氏)で知られる摩耶山城をこの寺とする説がある。
最盛期には多くの塔頭、僧坊を抱えており、最も栄えた頃は三千の僧を擁する摂津地方第一の大寺だったと伝わる。宗派を越え、皇族・武将なども含め、広く信仰され、花山・正親町両天皇の御願所でもあった。
1976年(昭和51年)1月30日未明、賽銭泥棒による放火のため、仁王門や一部の塔頭を除いて全焼した。現在は北方約1kmにある摩耶別山(天上寺創生の地とされる)に移して再建され、旧境内は摩耶山歴史公園として整備されている。
[編集] 本尊
本尊は「十一面観音菩薩像」と「仏母摩耶夫人尊像」。
- 「十一面観音菩薩像」は一寸八分(約6cm)の黄金の秘仏で、通常は拝観できない。開帳は三十三年毎に行われるという。法道仙人が持参してきたものといわれ、大阪湾一円および摩耶山の四周に開けた諸国(摂津・播磨・河内・和泉・淡路等)の守護仏とされた。
- 「仏母摩耶夫人尊像」は極彩色等身大の仏像。1976年(昭和51年)の火災により焼失したため、新しく作られた。完成後は金堂に収められていた。摩耶夫人堂は、平成14年(2002年)10月に再建されて、落慶法要が営まれた。仏母摩耶夫人尊像が金堂から遷座された。
[編集] 札所
- 新西国三十三箇所観音霊場第22番
- 関西花の寺第10番霊場
- 西国愛染明王霊場第4番霊場
- 神戸七福神布袋尊霊場
- 神戸十三仏第2番霊場
- 摂津国三十三ヶ所第4番霊場
- 摂津国八十八箇所第80番霊場
- 福原西国奥の院霊場
[編集] 拝観
- 拝観料 :無料
- 拝観時間:8時~17時
- 駐車場 :50台
[編集] アクセス
- JR六甲道駅または阪急六甲駅から神戸市営バス・18系統「摩耶ケーブル下経由三宮」行きに乗車し、「摩耶ケーブル下」で下車。摩耶ケーブル・摩耶ロープウェーを乗り継ぎ山上へ。山上の「星の駅」から徒歩約10分。
- 六甲道駅から18系統バスの運行頻度は、9~17時の間について
- 平日:10,12,13,16時台は1時間に1便、それ以外の時間帯は1時間に2便。
- 土日祝日:13時台は1時間に1便、9,12時台は1時間に2便、その他の時間帯は1時間に3便(2001年8月現在)。
- 摩耶ケーブルの始発は9:20で、通常20分毎の運転、摩耶ロープウェーの始発は9:30で、通常20分毎の運転。但し、ケーブル、ロープウェー共に夏季を除き毎月第1・3火曜日、及び1月下旬~2月上旬は運休(2001年8月現在)。
[編集] ギャラリー
[編集] 外部リンク
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