だんご汁
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主な地域 | 大分県 |
発案時期 | ? |
発案店(発案者) | ? |
だんご汁(だんごじる)とは、小麦粉で作った平たい麺を味噌(または醤油)仕立ての汁に入れたもの。大分県を中心に熊本県・宮崎県・鹿児島県にも存在する南九州の郷土料理。「だご汁」とも呼ばれる。
汁はごぼう、にんじん、しめじ、豚肉などが入り豚汁に似ている。
大分市内には麺の代わりに手で引き延ばしただんご状のものを用いる地域もあり、ほうちょうと呼ぶ。これには鮑腸の字を当て、大友宗麟に対して鮑の腸の代わりとして供されたのが起源だとする昔話が伝わっているが、疑わしい。ほうちょうの語からはほうとうとの関連を指摘する説もある。
平成17年(2005年)度に農林水産省が実施した食文化の継承についてアンケート調査によれば、今住んでいる地域の知っている郷土料理として、だんご汁を挙げた人が最も多かった。これは、だんご汁を郷土料理とする地域が広いことも一因と考えられるものの、だんご汁の知名度の高さを示すものと言える。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- 石仏観光センター 臼杵の郷土料理
- 食料品消費モニター調査結果 - 農林水産省による調査(平成17年度第2回「2.食文化の継承について」(pdf)参照)