おねえさん
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おねえさんとは、通常は、日本語で、傍系2親等の年長の女性、すなわち姉に当たる女性に対して、彼女の弟や妹が呼びかける際の最も一般的な呼称である。この場合は「お姉さん」(場合によっては、親しみをこめて「お姉ちゃん」「ねえさん」と呼ぶこともある)と表記するのが適切と思われる。なお、年少者である妹に対しては対になる呼称はない(これは弟に対しても同様)。また、親が年長の女性の子どもに対して、彼女にとって弟や妹になりかわったように呼びかける場合に用いる。姻族であると血族であるとに限らず、弟妹、義弟、義妹からの呼称であると同時に自称として用いる。
このほか、おおむね小学校高学年から30代までの、若い女性を指す一般語として用いられる。子どもに対して、若い女性が呼びかける一人称であるとともに、子どもが若い女性に対して呼びかける二人称でもある。子どもから見ると30代や場合によっては20代頃の女性も「おばさん」世代と区別が付きにくいことがあるが、30代以下の、特に独身の女性は「おばさん」の語が持つ年長感、所帯じみた感じを嫌う傾向が強い。子どもから「おばさん」と呼びかけられて訂正させることもある。