いかす走り屋チーム天国
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いかす走り屋チーム天国(いかすはしりやちーむてんごく)とは、アマチュアナンバーワンを決めるドリフトイベントである。
企画はVideo Optionの企画から生まれた「ドリフトコーナー」が元になっており、D1グランプリはここから派生して生まれた。現在は地方大会が102回。全国大会が10回開催されている。ちなみに、このタイトルは「いかすバンド天国」のパロディ。
初期~中期は掲載がVideo Option、もしくはドリフト倶楽部だったのだが、D1グランプリの開始とドリフト天国ビデオの製作が始まった事から、地方大会第71回/全国大会第7回より掲載がドリフト天国ビデオへと移っている。同時にナンバーワンドリフトイベントだったキャッチコピーが、アマチュア日本一へと変化した。
D1グランプリとの違いは、プロ化されていない事はもちろんだが、応募に特別な条件が要らないこと、審査員が回によって違うこと、そして個人戦の他に団体戦の存在である。これは5人が1チームとなり、5台の接近度が審査の対象となる物である。ドリフトは1台でもクラッシュの可能性が高いのだが、5台同時走行のため、更にクラッシュの可能性が高くなる。それだけに決まったときの芸術性はD1グランプリの追走をも凌駕する。が、廃車率も異常に高い。
D1もエキシビジョンとして団体戦を何度も行っているが、トップレベルで追走慣れしているはずのD1ドライバーですらクラッシュが多発すると言えば、アマチュア選手が5台合わせる難易度がどれだけの物かと想像がつくだろう。
D1ストリートリーガル以外のD1グランプリステップアップカテゴリーにもなっており、成績上位者にはD1ライセンスが発給されている。