Vine Linux
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公式サイト: | vinelinux.org |
開発者: | Project Vine |
OSの系統: | Linux |
ソースコード: | オープンソース |
最新リリース: | 4.0 / 2006年11月22日 |
カーネル種別: | モノリシックカーネル |
ライセンス: | Vine Linux GPL 3.0 |
開発状況: | 開発中 |
Vine Linux(ヴァイン リナックス)は、Red Hat Linux系のLinuxディストリビューションの一つ。現在は、Project Vineのメンバーを中心に開発が進められている。開発版の名称は VineSeed。
[編集] 特徴
安定、安全、初心者にも容易に使用できるように設定された、日本では人気の高い日本国産 Linuxディストリビューション。パッケージ管理システムに RPM を採用している。
インストール CD-ROM を一枚に抑えてあるため、ディスク入れ換えの手間がなく、インストールが比較的容易である。その分、パッケージが厳選されている為、インターネットを介し提供されているソフトウェアを追加インストールをする手段として、Debian GNU/Linux のパッケージ管理ツールであった APT を RPM むけに改変にしたものが用いられる。
また、細かな部分までの日本語化や Emacs などのデフォルト設定が行われている。さらに、プログラミング環境(GCC など)、TeX 環境が良く整備されており、インストール後に面倒な設定をしなくてもそのまま利用できる為、大学や高専といった教育機関に採用されている。
但し、安定、安全志向であるため、新たな機能の取り入れには時間がかかる。
[編集] 歴史
- 1998年 PJEのメンバーを主体としてRed Hat LinuxベースのLinuxディストリビューションの開発が始まる。
- 1999年03月28日 Vine Linux 1.0 リリース
- 1999年06月04日 Vine Linux 1.1 リリース
- 2000年04月14日 Vine Linux 2.0 リリース
- 2000年07月03日 Vine Linux 2.0 for PowerMac リリース: PowerPCに対応
- 2000年11月04日 Vine Linux 2.1 リリース: PowerPC,SPARC,Alphaに対応
- 2001年03月24日 Vine Linux 2.1.5 リリース
- 2002年04月15日 Vine Linux 2.5 リリース
- 2002年10月25日 Vine Linux 2.6 リリース
- 2002年10月28日 Vine Linux 2.6r1 リリース: webmin パッケージのセキュリティホールのためのリリース
- 2003年12月05日 Vine Linux 2.6r3 リリース
- 2004年02月10日 Vine Linux 2.6r4 リリース
- 2004年08月02日 Vine Linux 3.0 リリース
- 2004年11月26日 Vine Linux 3.1 リリース
- 2005年09月18日 Vine Linux 3.2 リリース
- 2006年11月22日 Vine Linux 4.0 リリース (現在の最新版)