TIBOR
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TIBORとは「Tokyo Inter-Bank Offered Rate」の略で、東京の銀行間取引金利のこと。「タイボー」のように読まれる。一般的には、指定された複数の有力銀行(リファレンスバンク)から報告されたレートを全国銀行協会が集計し毎営業日発表している全銀協TIBORを指す。平成7年11月から公表が開始された。日本円TIBORとユーロ円TIBORの2種類があり、それぞれ1週間もの、1ヶ月~12ヶ月ものの13種類が公表されている。日本円TIBORは15金融機関、ユーロ円TIBORは14金融機関の呈示した金利から上位2行と下位2行の値を除いた単純平均により求められる。
TIBORは東京の銀行間取引金利のことであることから「三井住友銀行TIBOR」といえば三井住友銀行が東京のインターバンク市場で呈示したレートを指し、「みずほ銀行TIBOR」「三菱東京UFJ銀行TIBOR」などとは異なるレートとなる。こうした各銀行個別のTIBORは、全銀協TIBORとは異なる条件となるため、呈示した銀行は「Our TIBOR」などの呼称を用いることで区別する。
- Tokyo・・・国際金融市場の一角東京において
- Inter-Bank・インターバンク(銀行間直接)取引で
- Offered・・・・資金の出し手から提示される
- Rate・・・・金利、利率