ReBirth RB-338
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ReBirth RB-338(リバース アールビー338)はPCとMac用の最初のソフトウェアシンセサイザーのひとつ。 ReBirthは1997年にスウェーデンのPropellerhead社よって開発された。ReBirthの最終バージョンは2.0.1。
Propellerhead社は後にReasonをリリースする。ReBirthとはReason側で専用の入出力を持つなど、高い親和性をもつ。Reason、Recycle!、ReBirthを含めた「R3」というパッケージもあった。
Data Becker社は、アメリカで廉価版のReBirth Oneをリリースしたが、オリジナルのReBirthのRBSファイルとの互換性は無かった。
2005年9月1日、ReBirthのサポートおよび開発が中断され、無料でダウンロードすることが出来るようになる。
製品版のソフトウェアは、インストールした後も不正利用を防ぐ為にCDの挿入を必要としたが、無料ダウンロード版にもこの条件が残っている為、ダウンロードしたISOイメージをCD-Rに書き込むか、仮想ドライブとしてマウントする必要がある。
ReBirthは、Rolandが80年代に製造したシンセサイザーのハードウェアをエミュレートしている。
それぞれのパートが、オリジナルのハードウェアには無いパターンセレクターを備えている。これは、異なるシーケンスの素早い切替を可能とし、異なるパターンを再生する為にTB-303の (時間のかかる)プログラムをし直す必要がない。この特徴はReasonでも採用された。
また、ReBirthはミキサー、パターン・コントロールド・フィルター(PCF)、幾つかのディレイライクな標準的なエフェクト、コンプ、ディストーション、そして素晴らしいグラフィカルインターフェイスを有している。
もうひとつの特徴として、Modsファイルによって標準のインタフェースから、ユーザーオリジナルのインタフェース(サウンド含む)に着せ替え可能な機能がある。