Open Firmware
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Open Firmwareはワークステーション等のファームウェアの規格。 IEEE 1275-1994で規定されている。
サン・マイクロシステムズによって開発され、自社のワークステーション等に採用された。APIや記述言語としてForth言語を採用している。これによって基本的な入出力、メモリテストやブート等を行うことが出来る。認識されたデバイスはForthの名前空間に現れ、これを使い入出力デバイスの指示等を行う。バス別に、規定された名前空間が存在し、構成情報を取得し設定することも出来る。このように比較的高級言語を使うことによりシステムの構成情報を表現する物としてはACPIもある。 プロセッサ別にアクセスする手順が定められており、SPARCおよびARMやPowerPCが規定されている。特にPowerPC上ではプラットフォーム別の規定としてPowerPC Reference Platform(PReP)およびPowerPC Microprocessor Common Hardware Reference Platform (CHRP)に対して更に規定されており、CHRPはアップルコンピュータによってPowerPCを搭載したMacintoshで採用されている。幾つかのアーキテクチャではオペレーティングシステムのブート前にコンソールからOpen Firmwareのプロンプトを通してテキストベースで対話的にアクセスすることが可能である。