OL進化論
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『OL進化論』(オーエルしんかろん)は、秋月りす著の4コマ漫画作品。講談社の漫画雑誌「週刊モーニング」にて1989年から2006年現在に至るまで連載されている。単行本既刊25巻(2006年7月現在)。「モーニング」2006年第32号で連載800回を達成。
目次 |
[編集] ストーリー
OL生活の日常に起こる楽しいエピソードを紹介する4コマ漫画。
[編集] シリーズ物
初期には「社長秘書 令子」が多く見られたが、1998年後期(単行本では14巻)を境に「35歳で独身で」が急増し、2006年現在(単行本25巻迄)で406話に及んでいる。14巻前後は他にも大久保が一時登場するなど、ストーリーの転機だったようだ。
小シリーズとしては他に「のっぽの気持ち」など。
[編集] 主な登場人物
- 美奈子(最初は主人公だった。彼氏がいたことがある。子供の頃から飽きっぽい)
- ジュン(現在の主人公。初めは主役でなかったが、いつのまにか主役になる。おっちょこちょい。第1話では長髪だったが、ライターの火が髪に引火したことをきっかけにおかっぱ頭にし、以後そのまま定着しタバコも一切やめた。森下君という高校生時代からの恋人がいる)
- 課長(中間管理職の鑑、ジュン達の上司。女性の立場を理解する穏やかな人。意外とおならがくさい。凝り性で、息子と同様に神経系の下痢になり易い。田舎に新築を建てた兄と姉(名のみ、単行本1巻参照)がいる。子供の頃、おやつによる兄弟喧嘩をして、頭に傷跡がある。40代)
- 神宮寺社長(ジュン達の会社の社長。穏やかな人で父親の跡を継いだ)
- 令子(美人で優秀、有能なスーパー社長秘書。陰ながらジュンたちをサポートする事もしばしば)
- リカ(神宮寺社長の孫娘。「秘書」が社長を殺すTVドラマを見て以来、令子に敵愾心を持っている)
- 神宮寺夫人(神宮寺社長の奥さんでリカの祖母。令子と仲がいい。出番が少ない)
- 田中(35歳独身。課長の部下。郷里に両親が健在する)
- 課長の奥さん(主婦。明るく元気がある人。意外とおっちょこちょい。40代)
- いちろう(課長夫妻の息子。高校生。父親似。初めは“一郎”と呼ばれた。料理が得意。父親と同様にアイスコーヒーを飲むと必ず下痢になるために、真夏でもホットコーヒーと烏龍茶を飲む)
- さつき(課長夫妻の娘。中学生。母親似。たまに母親と喧嘩する)
- 定食屋のおやじ(美奈子とジュンの行きつけの定食屋のご主人。新メニュー開発の鬼。兄など親戚が結構多い。)
- けいこ(準レギュラー。「しっかり者のけいこ」と紹介されていたこともあったが、特別しっかりしているわけではない。リボン頭)
- ひろみ(眼鏡の社内報係。現在もけいこと準レギュラーとして大活躍。アフレコが好き)
- 森下(ジュンの彼氏。高校時代からの付き合い。眼鏡をかける温和な性格でジュンと喧嘩もするが、基本的には彼女を温かく見守っている。たまにジュンのわがままに振り回されることが多い)
- ジュンの父(公務員。頑固でわがままでおっちょこちょい。50代)
- ジュンの母(主婦。おとしやかでわがままな夫と娘を支える。50代)
- 絵美(バイリンギャル。淑やかな性格だが、ただし恐ろしい下町訛り。前半のレギュラー)
- めぐみ(新人OL。おっちょこちょいでジュンを髣髴とさせる)
- りんごちゃん(本名不明の体育会系新人。ショートカットで、林檎を片手で握り潰せるのがあだ名の由来。顔がジュンに似ている)
- 愛(ブランド好きでセレブ志向。絵美と同様に前期のレギュラー。「派手めの愛ちゃん」と紹介されている。さまざまな要因からスチュワーデスが大嫌い)
- 院長先生(神宮寺社長の友人で学生時代からの付き合い。いたずら好き)
- 大久保(課長の近所に住む中年男。課長の言動を「かっこいい」と感じ、憧れている40代)
- 173cmのOL(ふたり存在し、片方は「のっぽの気持ち」で主役を張り続ける。もう片方は少女趣味なのに顔がきつい)
- 29歳のOL(「35歳で独身で」シリーズが始まるまで、ハイミスの悲喜劇を描いたシリーズの主役。「35歳で独身で」が様々な主役を使うのに対し、こちらはセミショートの女性一人限定。)
- 35歳のOL・サラリーマン(「35歳で独身で」のシリーズの主役。毎回人が代わり、田中も主役になる。29歳→35歳の変化は晩婚化の世相や、また晩婚者・高齢独身者が増えつつあることを反映していると思われる。)