NACK5 SATURDAY&SUNDAY LIONS
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NACK5 SATURDAY&SUNDAY LIONS(「サタデーライオンズ」&「サンデーライオンズ」)は1989年からNACK5(ナックファイブ)で放送しているプロ野球中継のタイトル。
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[編集] 番組概要
NACK5では開局当初からこれまで既存FMラジオ放送で行っていなかったプロ野球中継を試みようと、地元埼玉県をフランチャイズとする唯一の球団・西武ライオンズのゲームについて、西武ライオンズと密接な関係にあるAMラジオ局の文化放送と調整(一部重複する試合を除き、関東のゲームでは放送ブースも文化放送と共用)し、ホームだけでなくビジターでのゲームにも自社スタッフを動員し、基本的には専門の解説者抜きで実況アナウンサーがひとりで試合の模様を中継するというアメリカ方式を取り入れて展開している。
ライオンズびいきの中継スタイルで、開局当時は文化放送と同様に「100%西武ライオンズ応援」というキーワードがあった。中継中、随時リスナーからの応援FAX、応援メールを紹介する。
ライオンズの攻撃時は1番から9番まで(代打を含む)異なった短い効果音を流し、打者が安打・四球・盗塁・長打・本塁打・そして得点を取るとそれぞれの効果音を流す(以前は本塁打になりそうな打球があがった時にも専用の効果音があった)。走者が2塁・3塁にいる時にはNACK5独自のチャンステーマをチャンスが終わるまで延々と流し続ける(正式には打席が終わる、または走者進塁(主に盗塁や相手チームのバッテリーエラー)時にいったん曲が止まり、まだチャンスが続いている場合は打順効果音の後(走者進塁のみの場合はすぐ)にまた同じ曲を流す)。また、ライオンズが得点して攻撃が終了した場合はCM前かCM明けに「exciting impression」というDJの後に得点が入った時の実況を再生する。
ライオンズの守備時は三振・アウトの場合、その後にそれようの効果音を流す(犠牲バントや犠牲フライのように、相手のチャンス拡大や得点が入る場合も同様、以前にはストライクの時用の効果音が存在した)。安打および三振の効果音はインボイスSEIBUドームの場内でも使用されている。また、守備時に事前に収録した選手やファンからのインタビューを流すこともある。
そして、ライオンズが勝った場合は勝利の効果音を流し、ヒーローインタビューも放送するが、ライオンズが負けた場合は実況とリポーター、スタジオを結び放送が終了する(正式にはスタジオに返す)までトークを続け、相手のヒーローインタビュー中もトークでつなぐため、相手チームのヒーローインタビューは放送しない。
なお2006年は、一部試合で上記のすべての効果音を使わずに臨場感のある球場の応援や歓声のみで中継する「リアルサウンドベースボール」で中継することがある。又、2006年は、土曜日に限り「NACK5クイズ」として中継中(1回、4回、7回が多い)に合計3問出題し、1問でも正解したリスナーの中から抽選でライオンズグッズをプレゼントする。
適宜NACK5で番組を担当しているパーソナリティやライオンズファンの芸能人、元パ・リーグ審判で2005年からアメリカマイナーリーグで審判を勤めている平林岳氏らがゲスト出演することがある(平林氏がゲスト出演した時はライオンズは勝利することが多い)。
野球中継であるため随時、他球場の途中経過または結果を放送するが、NACK5が埼玉県のFM局なのでサッカーJリーグで同じ埼玉県をホームタウンとする浦和レッズや大宮アルディージャの試合がライオンズ戦とほぼ同時刻に行われている時は途中経過、又は結果を放送することがある。
日本シリーズでも西武ライオンズ出場時は全試合放送する。但し、パ・リーグプレーオフは放送しない。
[編集] 放送時間
- 土曜デーゲーム:試合開始5分前~16:00(最大延長17:40)
- 土曜ナイター:試合開始5分前~20:30(最大延長21:00)
- 日曜デーゲーム:試合開始5分前~16:00(最大延長17:00)
- 日曜ナイター:試合開始5分前~20:30(最大延長21:00)
[編集] 備考
- 2004年までは最大延長を設けず、土日一律試合終了までの放送だった。祝日のデーゲームも文化放送と重複しない時には中継していた。
- ビジターの対福岡ソフトバンク戦は、以前(ダイエー時代)は土日の西武戦は全て中継していたが、2005年以降は同カードの土曜ナイターの中継数が減少し、NACK5が自前で特別番組を編成することが多い。
- 交流戦の対巨人戦は西武主催試合のみ放送(放送権の関係から東京ドーム開催の巨人主催の場合は放送なし)。
[編集] 実況アナウンサー (VOICE OF LIONS)
- 坂信一郎(元文化放送アナウンサー・J SPORTSプロ野球、大相撲担当・テレビ埼玉・フジテレビ739プロ野球ニュースアナウンサー)
- 矢野吉彦(元文化放送アナウンサー・J SPORTSアナウンサー・テレビ東京ウイニング競馬実況アナウンサー)
- 加藤暁(元九州朝日放送アナウンサー・J SPORTSアナウンサー)
- 染谷恵二(元RFラジオ日本アナウンサー)※2006年から
- ほぼ上記アナウンサーが毎週1試合(関東ゲーム以外の場合は1人のアナが土・日2日間連続で実況することもある)を担当する。
- 文化放送と業務提携していることから文化放送アナウンサーが実況することが多く、現在文化放送ライオンズナイターを担当しているアナウンサーはほぼ全員この番組で試合実況をしていたが、2003年以降は上記アナウンサーが実況を担当しているため、文化放送アナウンサーの実況はごく稀となっている。なお、2004年までは松岡俊道、2005年までは節丸裕一も実況を担当していた。
- タイトルに(VOICE OF LIONS)と付いているが、VOICE OF LIONSと言うのは坂信一郎のみで、それ以外のアナウンサーが言うことはほとんどない。
[編集] ライオンズナビゲータ
[編集] スタジオ担当(2006年)
[編集] 過去のスタジオ担当
[編集] レインコート(雨天中止時)の番組
- SPORTS WORLD
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- 試合が早く終わった場合にも、試合の実況中継に引き続いて放送されることがある。