Lighttpd
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開発元: | Jan Kneschke |
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対応OS: | クロスプラットフォーム |
種別: | Webサーバ |
ライセンス: | BSDライセンス |
公式サイト: | www.lighttpd.net |
lighttpd (ライトティーピーディー; "Lighty"とも呼ばれる)は高速性が重視される環境に最適化された、安全、高速で標準に準拠し、柔軟であることを指向して設計されたWebサーバソフトウェアである。
メモリの消費量が少なく、CPUへの負荷が少ない高速な動作が目的となっているため、サーバの負荷が問題になっている場合や画像などの静的なコンテンツを動的なコンテンツと区別して送信する場合などに適しているとされる。 lighttpdはフリーソフトウェア、オープンソースソフトウェアであり、BSDライセンスで配布されている。
[編集] 特徴
- FastCGIとSCGIのロードバランシングをサポート
- 安定したメモリの使用量
chroot
のサポートselect()
-/poll()
を用いたWebサーバ- より効率的な
kqueue
やepoll
のようなイベント通知のスキームのサポート - 条件判定によるURLの書き換え
- SSLのサポート
- LDAPサーバによる認証
- rrdtoolによる統計情報
- ルールで管理されたダウンロード
- Server Side Includesのサポート
- バーチャルホスト
- モジュール機構
- Cache Meta Language
- 最小限のWebDAVのサポート
[編集] アプリケーションのサポート
lighttpd はFastCGI、SCGI、CGIによる外部のプログラムへのインターフェースをサポートし、Webアプリケーションを多種のプログラミング言語で記述することができる。よく用いられるプログラミング言語としてPHPの性能が特に注目を集めているのに加え、Ruby on Railsのコミュニティからも注目を集め始めている。
lighttpdはLinuxなどのUNIXやMicrosoft Windowsなどの環境で動作する。