FVWM
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FVWMとはUNIXオペレーティングシステムの内の一種X Window System上で使用されるデスクトップのウインドウを管理するウィンドウマネージャの一種である。twmからの亜種。 開発者はRob Nation氏。 最終リリースバージョンは1.24r。 また、現在は後継位置付けであるFVWM2が開発されている。
[編集] 特徴
メモリの使用率が低く、軽い。(しかしこれは今となっては昔の話である。現時点については後に記述) またホームディレクトリに存在するスクリプト言語設定ファイル.fvwmrcを書き換えることにより、設定できる項目が多い(カスタマイズが利く)ので愛用する人が多い。 その他の利点としては他のライブラリやシステムにあまり依存しないという点、ページャ、デスクトップの移動という点が挙げられる。 また、名前の意味はF(後に記述) Virtual Window Manager。「F」にも開発者は意味を込めていたようだが、現在は忘れてしまっている。
[編集] FVWMの今
90年代前半、FVWMの前身である当時のtwmはメモリを消費しユーザーを困らせていた。 そこで登場したのがFVWMであり、当初の狙いの中にメモリ消費を抑えるというものがあった。 そして確かに最初のリリースの時点ではそれなりに軽かった。しかし、バージョンが進むにつれ高機能化していき、ついにはメモリ消費が重くなっていってしまった。 しかし、機能面でソースコードをtwmから書いているので下位互換性がある点、わかりやすさ、前述の特徴等があるので現在でも使用ユーザーは多い。