FLOPS
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FLOPSは、Floating point number Operations Per Secondの略で、コンピュータの性能指標の一つ。1秒間に浮動小数点数演算が何回できるかを表す。科学技術計算やシミュレーションを行うスーパーコンピュータ等の性能を表す際に用いられることが多い。
理化学研究所は2006年に世界初のペタフロップス計算機を目指す『MDGRAPE-3』の研究、富士通では2010年までに3PFLOPSを超えるスパコンの開発を目指している。さらに文部科学省の主導で、10PFLOPS(=1京FLOPS)の『汎用京速計算機』(仮称)を2010年度までに開発することを目指している。
- 106FLOPSは1MFLOPS(メガフロップス)
- 109FLOPSは1GFLOPS(ギガフロップス)
- 1012FLOPSは1TFLOPS(テラフロップス)
- 1015FLOPSは1PFLOPS(ペタフロップス)
目次 |
[編集] 代表的なハードウェアの浮動小数点演算能力
[編集] ゲーム機
- ドリームキャスト: 1.4GFLOPS
- Xbox: 1.5GFLOPS
- プレイステーション2: 6.2GFLOPS
- プレイステーションポータブル: 2.6GFLOPS
- ゲームキューブ: 10.5GFLOPS
- Xbox 360: 1TFLOPS (予定・システム全体)
- プレイステーション3: 2TFLOPS (予定・システム全体)
[編集] スーパーコンピュータ
- ENIAC: 300FLOPS
- CRAY-1: 160MFLOPS
- 地球シミュレータ: 35.86TFLOPS
- TSUBAME: 47.38TFLOPS
- GRAPE-6: 48TFLOPS
- Blue Gene/L: 280.6TFLOPS
[編集] グリッドコンピューティング
- BOINC: 約476TFLOPS 2006年10月31日 平均値
- SETI@home: 約260TFLOPS 2006年10月31日平均値 BOINCに含む
- UD Agent: 約65TFLOPS 2001年10月1日 参加PC96万台時
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
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