DJCD
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DJCD(ディージェイ・シーディー)は、ラジオ番組の総集編ないしラジオ番組調にパーソナリティがトークと音楽を交えながら進行する内容を収録したCDのことである。
ラジオドラマのドラマCDとは形態が非常に似ており、ラジオドラマ(短編コント調のもの)がミックスされたCDも存在するが、基本的には「似て非なるもの」である。
[編集] 概要
日本で発売されているDJCDのほとんどは、アニラジ関連番組のものであり、通常は、番組のトーク部分の総集編をメインとし、新録トークやNGトークが付いたものである。商品によっては、パーソナリティーが歌う番組テーマ曲やイメージソングがサービストラックとして収録されることもある。
このような形態のCDが一般的になったきっかけは、文化放送ほかで放送された「もっと!ときめきメモリアル」を基にした「月刊ときめきメモリアル」であるが、今日のように爆発的にアイテム数が増えたのには、インターネットラジオの普及が大きな理由である。ラジオで気軽に聴取できる放送という媒体ではなく、パソコンによって能動的に接続しなけばならないインターネットラジオは一般向けのアピール度に欠け、地上波ラジオ番組に比べて、スポンサーが付きにくく、番組制作費の捻出が難しい事情がある。しかし、有料放送にしてしまうと、少ない聴取者をますます絞ってしまう結果になる。このようなジレンマを一挙に解決する方策として、一部のインターネットラジオ番組において、無料放送後に一部のヘビーリスナーにDJCDを買ってもらい、それを番組制作費の足しにしようという方法が採られるようになった。
DJCDを売り出すラジオ番組は、通常、無料放送の際に、あえてモノラル、低音質で放送することが多い。DJCD発売にあたって、ステレオ収録の高音質を売りにするためである。さらに、最近のラジオ番組の中には、無料放送ではあるがDRM信号をかけ、一定期間を過ぎると音声データを再生できないように加工し、DJCDを購入させようという番組も現れている。