CS-PCM音声放送
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CS-PCM音声放送とは、通信衛星を使用したデジタル音声放送である。開始当初は、2衛星6社、各局3チャンネルの合計18チャンネルで放送されていた。チューナは放送開始当時18万円。現在は、ミュージックバードで10チャンネルを使用して放送が行われている。音声のサンプリング周波数は、48KHz、または、32KHzである。スクランブル方式はコアテック方式である。
[編集] 沿革
- 1992年6月~ 委託放送事業者6社が順次3チャンネルづつの本放送を開始。
- ハイフン後ろの()内は開始年月日、使用衛星、使用チャンネル番号
- 株式会社ピーシーエムジャパン(SOUND AIR P.J、日本テレビ系) - (1992.6.15、スーパーバードB、S-10)
- 株式会社ピーシーエムジパングコミュニケーションズ(PCM-ZIPANG、東京放送系) - (1992.6.18、JC-SAT2、J-6)
- 株式会社ミュージックバード(1992.8.3、JC-SAT2、J-8)
- 株式会社サテライトミュージック(大映系) - (1992.8.3、JC-SAT2、J-8)
- ニッポンミュージックコングレス株式会社(日本ヘラルド映画系) - (1992.8.18、JC-SAT2、J-6)
- ピーシーエムセントラル株式会社(中部日本放送系) - (1992.9.1、スーパーバードB、S-10)
- 1993年6月4日 PCMジャパン、PCMセントラルが放送終了、7月1日付で事業廃止。スーパーバードBでの放送が消滅。
- 1994年10月1日 PCMジパングコミュニケーションズとニッポンミュージックコングレスが合併、株式会社ジパングアンドスカイコミュニケーションズ(PCM Z-SKY)として開局。
- 1995年7月1日 サテライトミュージックがミュージックバードに吸収合併。
- 1996年10月1日 ジパングアンドスカイコミュニケーションズがミュージックバードに吸収合併。
- 2002年6月1日 ミュージックバード、PCM音声放送につき電気通信役務利用放送事業へ移行。
(使用衛星は2002年6月からJC-SAT2A)