Cairo
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Cairo(カイロ)は様々なバックエンドに対応したフリーのグラフィックライブラリであり、ソフトウェア開発者にデバイスに依存しないベクトルベースのAPIを提供する。現在、X Window System、OpenGL(glitz経由で)、ローカルなイメージバッファ、PNG画像などの出力をサポートするバックエンドを持つ。将来のバックエンドでは、PDF、SVG出力をサポートするものが計画されている。Cairoは、利用可能な場合はハードウェアアクセラレーションを利用するように設計されている。
Keith Packard、Carl Worthらによって、X Window Systemに利用するために開始された。当初はXr、Xr/Xcと呼ばれた。
マイクロソフトのAvalonやアップルのQuartzなどの類似な技術と競合すると思われている。
GTK+のバージョン2.8では、Cairoのサポートが含まれている。