Base Ball Bear
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Base Ball Bear(ベースボールベアー)は2002年に結成した日本のロックバンドである。レーベルは東芝EMI。所属事務所はソニー・ミュージックアーティスツ。「BaseBallBear」と表記される場合もあるが、正式には「Base Ball Bear」である。略称は「ベボベ」「BBB」「ベベベ」。ボーカル小出祐介による、どこかノスタルジックな詞が特徴。
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[編集] メンバー
- 小出祐介(こいでゆうすけ、1984年12月9日-)東京都出身。ギター・ボーカル・作詞作曲担当。愛称「こいちゃん」「小出ビッチ」。
- Yシャツにネクタイが正装であり、人前に出るときは大体この格好をしている。夏はポロシャツをよく着用する。タイトなジーンズしか好まない。靴はコンバースオールスターかワンスターしか履かない。自称自分に似合う服装を知っている。
- 東海大学を数ヶ月で中退。(無断欠席期間が長く、実質1ヶ月も行っていない。)
- FenderUSAのテレキャスターを使用。メインはシングルコイルからハムバッキングに改造。サブギターもFenderUSAのテレキャスターで、中学校3年生から使用している。アンプはFenderツインリバーブを使用。
- 自身の日記、小出日記の11月4日の日記で、100の質問にて「身長・体重・靴のサイズ」の質問に、身長165cm 体重55、56キロ 靴のサイズは適当らしい
- 関根史織(せきねしおり、1985年12月8日-)埼玉県出身。ベース・コーラス担当。愛称「史織ちゃん」「セキネ嬢」など。
- ナンバーガールの中尾憲太郎に影響され、ダウンピッキングを多用する。また、指弾きでなくピック弾きなのは男らしい音を出すためである。
- インディーズ時はよく裸足でライブをしていた。
- 映画「リンダ リンダ リンダ」に出演。ベースパートの女子高生、望役を演じる。共演した、香椎由宇、前田亜季等とはプライベートでも親交が深い。
- チャットモンチーのメンバーと親交がある。
- Fenderのプレシジョンベースを使用。ベースを始めた当初はムスタングベースを使用していた。2005年から今のベースを使っており、その前はFender Japanの赤のジャズベースを使っていた。ベースの色は、ファンから関根が赤のベースを使っているので自分も買った、と言われたので、赤というところにこだわりがある。
- 湯浅将平(ゆあさしょうへい、1984年4月16日-)千葉県出身。ギター・ダンス担当。
- 東海大学工学部に在学していたが、同居している小出も知らない間に退学していた。
- 乳首にピアスあり。
- 寡黙なあまりに「彼の声が聞けたら幸せになれる」とメンバーやスタッフに言われる。
- ライブ中、ギターをタンバリンに持ち替えダンスをする(主にSAYONARA-NOSTALGIAの前奏中)。これは「湯浅ダンス」と呼ばれる。
- 関根とは水泳部の先輩後輩。
- Fenderのストラトキャスター(Sunburst)、GibsonのフライングV(Ebony)を使用。ギターを始めた当初はFernandes製ストラトキャスターを使用していた。上記にあるGibson フライングVはアルバム「C」のレコーディングで使用。フライングVの他にFender ムスタングも使用した。デビュー直前はFenderのテレキャスターカスタムを使用していた。
- 堀之内大介(ほりのうちだいすけ、1985年1月17日-)東京都出身。愛称「堀之肉」「堀之肉大好」等。ドラム・コーラス担当。
- ライブでは「夕方ジェネレーション」の出だしのカウント「ジェッジェジェッジェッジェネレーション!」がお決まりである。
- シュノーケルのメンバーのモノマネが上手い。
- Canopusのドラムセットを使用。ドラムの名は「キキ」。ライドはZildjianのものを使用。
全員が千葉県の東海大学付属浦安高等学校卒業で、関根のみ1学年後輩。
[編集] 概要
- カポタストを使ったコード進行に特徴がある。メジャーデビューミニアルバム『GIRL FRIEND』発売時には「未知のコード感」を持つバンドとして紹介された。変拍子も特徴的である。
- 「放課後感」と形容される思春期特有の歌詞世界を持つ。最近では「冥土感」という新たな境地も開いている。歌詞には「少女」「彼女」「海」という言葉が多用される。PVにも女子高生が登場するものが多い。
- 音楽性やメンバー構成からナンバーガールやSUPERCARと比較される事が少なくないが、小出自身、旧HPの自身の日記にて「影響を受けている」というような事実を仄めかす発言をしている。
[編集] 来歴
- 小出、湯浅が中学3年生の頃、oasisのコピーバンドとして文化祭に出演。関根も観客として見に来ていた。当時のバンド名は「THE MASTER PLAN」であった。
- 2001年
- 小出が高校2年の時の文化祭のためにバンドメンバーを集め、当時高校1年生でベース未経験だった関根を誘い、現在のメンバーとなる。湯浅と関根は水泳部で先輩後輩。文化祭の直前に小出と堀之内が衝突し解散の危機を迎えるが、ライブはなんとか成功し、2人も仲直り。文化祭ではSUPERCAR「オーケー&オーイェー」の曲を中心にコピー。小出は宅録を始める。この時のバンド名は「PLANET」であった。
- 2002年
- 4月、Base Ball Bear正式に結成。
- 東芝EMIに送ったデモテープがナンバーガールなどのスタッフだった加茂啓太郎の耳に止まる。これにより、東芝EMIのアーティスト発掘プロジェクト「GREAT HUNTING」に発掘されたこととなる。その後、プロデューサー加茂に「バンド名はPLANETではダメだ。」と言われ、小出はショコラの「BASE BALLとエルビスプレスリー」という曲から取り、BASE BALLというバンド名がいいとメンバーに言うが却下され、湯浅にBASE BALLにもう1つ単語をつけてくれと言ったところ「BEAR」という単語が挙がり、「Base Ball Bear」となる。その他の候補は「お兄やんのオニンニン」「堀之内」等があった。
- 2003年
- 2006年
- 1月12日、インディーズ時代にライブ会場限定盤としてリリースされたアルバム『バンドBについて』に新曲「CRAZY FOR YOUの季節」「ラビリンスへのタイミング」を加えたアルバム『バンドBについて』を東芝EMIよりリリースし、実質上メジャーデビュー。
[編集] 作品
[編集] アマチュア時代 (自主制作、現在入手不可)
- 前-front-(2002年7月)
- マイジェネレーション
- WAVE
- ノーベンバー;JHS
- pureway
- スカイハイ
- 後-back-(2002年7月)
- HOPE
- RAINPARK
- evilway
- 89
- BOY
- チェンジアップ(2002年9月)
- チェンジアップ
- ホワイトワイライト(2002年10月)
- ホワイトワイライト
- ノーベンバー:JHS
- プラネタリウム
- スローガン
- マイジェネレーション(acoustic ver)
- スクールライフ(2002年11月)
- スクールライフ
- HR(2003年3月)
- HR
- スクールライフ
- スローガン
- YUMEisVISION(2003年6月)
- YUMEisVISION
- YUME/ SAYONARA(2003年10月)
- YUMEisVISION
- SAYONARA-NOSTALGIA
[編集] インディーズ
[編集] シングル
- 夕方ジェネレーション(2003年11月26日)
- SAYONARA-NOSTALGIA
- つよがり少女
- メタモルフォーゼ゙真っ最中
- 微熱ボーイ
- SUNSET-KI・RE・I
- 夕方ジェネレーション
- BOY MEETS GIRL
- YUME is VISION (2004年7月7日)
- YUME is VISION
- 君のスピード感
- 東京ピラミッド
- ドッペルゲンガー・グラジュエーション
-
- DVD(初回盤のみ)
- 「SAYONARA-NOSTALGIA」PV
- 「ライブ・ドキュメント'04」
- B Beginning!!(2004年12月24日、Baconとのスピリットシングル)
- 未来日記(Bacon)
- April Mirage(Base Ball Bear)
- the band-steady(Bacon)
- TRGIC HEROINE(Base Ball Bear)
[編集] アルバム
- HIGH COLOR TIMES(2005年3月16日)
- 極彩色イマジネイション
- April Mirage
- 空飛願望
- 向日葵の12月
- 白雪の彼女
- 海になりたい
- aimai memories
- サテライト・タウンにて
- 君色の街
- 翳ない2人
- 彼氏彼女の関係
- HIGH COLOR TIMES
- バンドBについて(2005年10月14日、ライブ会場限定盤)
- CRAZY FOR YOUの季節
- 極彩色イマジネイション
- サテライト・タウンにて
- 彼氏彼女の関係
- YUME is VISION
- 夕方ジェネレーション
- SAYONARA-NOSTALGIA
- GIRL OF ARMS
[編集] コンピレーションアルバム
- HI-STYLE vol.7 / V.A. - 「少女と鵺」収録、1000枚限定(2004年)
- 素敵コンピレイション - 「SAYONARA-NOSTALGIA」収録(2004年)
- D★SELDOM其9 - 「SAYONARA-NOSTALGIA」収録(2004年)
[編集] メジャー
[編集] アルバム
- バンドBについて(2006年1月12日、INTRODUCING ALBUM、限定5000枚)
- ライブ会場限定版の同名アルバムのTRACK2に新曲「ラビリンスへのタイミング」を追加。
- GIRL FRIEND(2006年4月12日、ミニアルバム、CD-EXTRA 「GIRL FRIEND」PV)
- GIRL FRIEND
- BLACK SEA
- CITY DANCE
- 4D界隈
- C(2006年11月29日)
- CRAZY FOR YOUの季節(Album ver.)
- GIRL FRIEND
- 祭りのあと
- ELECTRIC SUMMER
- スイミングガール
- YOU'RE MY SUNSHINEのすべて
- GIRL OF ARMS
- DEATHとLOVE
- STAND BY ME
- ラストダンス
- SHE IS BACK
[編集] シングル
- ELECTRIC SUMMER(2006年6月21日)
- ELECTRIC SUMMER
- Good bye
- SAYONARA-NOSTALGIA (LAST SUMMER ver.)
- STAND BY ME(2006年10月4日)
- STAND BY ME
- 天空Lonely Hearts
- BOY MEETS GIRL [LIVE]
- 2006年5月20日に下北沢 CLUB Queで行われた初ワンマンライブ「THE "GIRL FRIEND" SHOW」の音源
[編集] タイアップ
- 「April Mirage」「SAYONARA-NOSTALGIA」 - 映画「リンダリンダリンダ」挿入歌
- 「ELECTRIC SUMMER」 - テレビ東京系「JAPAN COUNTDOWN」2006年6月度オープニングテーマ
- 「STAND BY ME」
- TBS系「COUNT DOWN TV」2006年10月度エンディングテーマ
- 江崎グリコ「ポッキー」2006年10月〜12月度CMソング(スペースシャワーTVバージョン)
- 「祭りのあと」 - テレビ東京系「JAPAN COUNTDOWN」2006年11月度エンディングテーマ
[編集] 連載
- 「曖昧対談(仮)」Quip Magazine
- 「Base Ball Bear 小出祐介のタブロイド方面」CDでーた.com
- 「大人の女性を目指します2006」スペースシャワーモバイル
[編集] テレビ
- Base Ball Bearのベースボールバラエティー(スペースシャワーTV)
- Base Ball Bearのベースボールバラエティー2(スペースシャワーTV)