3GPP2
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3GPP2(すりーじーぴーぴーつー、3rd Generation Partnership Project 2)は、CDMA2000の普及推進と、付随する規格の標準化を行う業界団体で、1998年に設立された。主にQualcommやサムスン電子、Verizon Wireless、KDDIらが参加している。
第三世代携帯電話に関する標準化団体としては3GPPがあるが、3GPP2では、第三世代携帯電話の普及活動のみならず、3GPPが推進するW-CDMA規格との差別化を図ることも実質的な目的とされている。このため、3GPPと3GPP2とでは、通信方式以外にも、ファイルフォーマットなど多くの点で異なる仕様を含んでおり、必ずしも互換性が確保されていないという問題がある。
[編集] 3GPP2ファイルフォーマット
3GPP2ではMMS (Multimedia Messaging Service),MSS(Multimedia Streaming Service)等での利用を想定したファイルフォーマットが規定されている。拡張子は3g2。
3GPP2ファイルフォーマットで採用されているコーデックは基本的に3GPPフォーマット同様で以下のとおりである。
- 動画コーデック:H.263(必須)、MPEG-4 Visual、H.264(オプション)
- speechコーデック:AMR、13K(QCELP)
- オーディオコーデック:MPEG-4 AACおよびHE-AAC
その他、SMIL、Timed Textなどの規定がされている。
3GPP2と3GPPとの違いとして、メールへの添付以外にもストリーミングなどで利用されることを想定して、周期的にヘッダを挿入するムービーフラグメントが導入されている点などがある。
注)3GPPにおいてもrelease 6以降、ストリーミングで利用することを想定しムービーフラグメントが導入された。