2001マーズ・オデッセイ
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2001マーズ・オデッセイ (2001 Mars Odyssey) はアメリカ航空宇宙局 (NASA) による火星探査機。主に火星地表の組成を調べる。元々のミッション名は「マーズ・サーベイヤー2001・オービター・ミッション」。
ミッションの目的は、火星の表層の水の痕跡の発見、地表の鉱物の分布、放射線測定など。
基本ミッション終了後も稼動を続け、後の火星探査機「マーズ・エクスプロレーション・ローバー」の通信を中継などもおこなっている。(「マーズ・エクスプレス」の着陸機「ビーグル2」の通信も中継する計画だったが、ビーグル2が着陸に失敗したため利用されなかった)
観測により、次の興味深いデータも得ることが出来た。
- 南極と北極を覆う二酸化炭素の氷の下に大量の水が存在している可能性を示すデータ。
- 南極地域において、地表から約1メートル下に大量の氷が存在する可能性を示すデータ。
- 両極以外の地域においては乾燥が激しいこと。
[編集] 主な搭載機器
- ガンマ線分光計(GRS)
- 熱放射撮像カメラ(THEMIS)
- 火星放射線環境測定器(MARIE)
[編集] 略歴
- 2001年4月7日 デルタIIロケットでケネディ宇宙センターから打上げ。
- 2001年10月23日 火星周回軌道への投入に成功
- 2002年2月 火星観測を開始。
- 2003年10月28日 火星放射線環境測定器が太陽のフレアにより故障。
- 2004年8月 第1次ミッションを終了。
- 2006年9月まで第2次ミッション中。長期にわたる火星の気象の観測。