高橋和雄
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高橋 和雄(たかはし かずお、昭和5年(1930年)7月28日 - )は、山形県の政治家。山形県出身。山形県知事。(在任期間 平成5年(1993年)2月~平成17年(2005年)2月)
東北大学法学部卒業。1953年に山形県職員。 東京事務所長、 農林水産部長、 教育長、 副知事など歴任。板垣清一郎知事の急死で実施された 平成5年(1993年)2月の知事選で初当選。 3期務めた。高速道路整備を積極に推進した。県職員からの叩き上げであるため、県職員労働組合と蜜月の関係を築いていた。そのため、行政改革には及び腰と見られていた。
平成17年(2005年)1月の知事選にも立候補した。県内各団体から支援を受け、オール与党(除く共産党)の県議会からも強い支持を受け、盤石の体制で選挙は楽勝と思われた。しかし、衆議院議員加藤紘一が支援する新人の齋藤弘に4477票差で破れ、落選。敗因は県民が長期政権に飽きたことと、楽勝と思われた事で支援団体の選挙活動が疎かになったことと言われている。
在職中、大手ゼネコン幹部が知事室に挨拶に来て笹かまを置いていった。不在だった高橋が箱を開けると笹蒲の下から2000万円の札束が出てきた。慌てて笹蒲ごとゼネコン担当者に返却したという。支持者は高橋の清廉潔白を現すエピソードというが、批判的な者は金権体質だからそんな事件が起きたと主張する。当然、オール与党の県議会や地元の御用マスコミから追求されることもなく、事件は沈静化した。(笹かま事件)
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