高橋千恵美
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高橋 千恵美(たかはし ちえみ、1976年2月16日 - )は、宮城県出身の陸上競技女子選手。チームミズノアスレチック所属。2000年シドニーオリンピックには女子10000m代表として出場した。
[編集] 経歴
1995年世界陸上イェーテボリ大会女子5000m代表、予選落ち。
1998年東日本実業団対抗大会女子10000m出場。31分27秒57(自己最高記録)
1998年バンコクアジア大会女子10000m代表、銅メダル獲得。
1999年大阪グランプリ大会女子5000m出場、7位。15分22秒64(自己最高記録)
1999年世界陸上セビリア大会女子10000m代表、31分27秒62の記録で5位入賞。その後、翌2000年シドニー五輪の陸上女子長距離代表選手に内定となる。しかしこれは、同じくセビリア世界陸上の女子10000mで4位入賞の弘山晴美が、女子マラソンでの五輪代表を目指す為に辞退し、高橋が繰り上がる形での早期内定代表であった。
2000年9月、シドニー五輪女子10000mの予選は無事通過するも、決勝では序盤から高速のペースについていけず、中盤辺りで先頭争いから脱落。レース終盤では先頭集団に周回遅れとされてしまい、結局31分52秒59の記録で15位に終わった(川上優子は10位、弘山晴美は20位)。
シドニー五輪後は足腰の故障が続いた事も有り、2003年6月に前所属先の日本ケミコンを退社した。その後、故障の治療に努めながら、高橋の母校である聖和学園高等学校陸上部のコーチに就任となる。2005年11月に山梨県で開催された河口湖日刊スポーツマラソンで初のフルマラソンに挑戦、2時間48分36秒の平凡なタイムながらも初優勝を果たしている。二度目は2006年9月のベルリンマラソンで、2時間59分13秒で23位だった。
高橋と同じ1975~76年生まれの同期生では、陸上の長距離&マラソン選手として活躍した日本女子選手に、五輪代表の川上優子と大島めぐみ、世界陸上代表の大南博美・敬美双子姉妹と小崎まり等がいる。又シドニーオリンピック女子マラソン金メダリストの高橋尚子、アテネオリンピック女子マラソン金メダリストの野口みずきとも親しい間柄であった。