青森県道40号青森田代十和田線
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
青森県道40号青森田代十和田線(あおもりけんどうよんじゅうごう あおもりたしろとわだせん)は青森県青森市奥野から十和田市三本木に至る主要地方道。
青森市奥野で県道27号青森浪岡線から分岐し、同市筒井で国道7号青森環状道路と交差、同市田代(田代平)を経由して国道394号と交差した後、十和田市三本木で国道102号に接続する。また、銅像茶屋から国道103号線に至る枝線も通っている。
八甲田山を縦断する観光道路であるが、その存在は並行する国道103号に隠れがちである。しかし同時にこの路線は青森市と、十和田市や八戸市など県南地方を結ぶ代表的ルートの1つでもある。 冬季は一部区間で通行が出来ないものの、道路は整備されており、交通の流れも円滑である。
場所によっては、所要時間はみちのく有料道路を利用するよりも早い場合もあり、青森県を横断するドライバーにとっては重宝する路線である。
1902年に起きた八甲田雪中行軍遭難事件で、遭難した連隊が通過した道としても有名で、途中遭難現場には後藤伍長の銅像、また兵士たちの墓地や遭難記念館も沿線に存在している。