阪神工業地帯
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阪神工業地帯(はんしんこうぎょうちたい)は、大阪府・兵庫県を中心に広がる工業地帯である。和歌山県や播磨臨海工業地帯、京都府・滋賀県の内陸部を含める場合もある。京浜工業地帯、中京工業地帯と比較した場合、事業所数で見た規模は最も大きいが、製造品出荷額で見た規模は第3位である。事業所数(従業員4人以上)は42704、製造品出荷額は30兆3997億円である。(工業統計表、2001年)
大阪などの商業資本と大消費市場、水運を中心とした交通、淀川による用水を背景として発達した。戦前は京浜工業地帯を上回る地位で、日本最大の工業地帯であったが、太平洋戦争直前に京浜工業地帯に抜かれ、近年は中京工業地帯を下回っている。
大阪湾等の瀬戸内海沿岸の埋立地では鉄鋼業・石油化学工業・機械工業が、淀川沿いには電気機械工業・食品工業が、内陸部では古くからの繊維・醸造業が発達している。
主要な工業都市には大阪府、神戸市、尼崎市、堺市、東大阪市、守口市、門真市、姫路市、加古川市、高砂市、和歌山市、京都市などがある。播磨地区が工業整備特別地域に指定されていた。また、近年、関西文化学術研究都市に工業関連の研究都市がつくられ、近畿の工業の発展において重要な役割を果たすことが期待されている。
阪神工業地帯 生産額31兆6993億円 機械36% 科学17% 金属17% 食料品11% せんい3% その他16% 1999年(平成11年調べ)