鈴木紀夫
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鈴木 紀夫(すずき のりお、1949年 - 1986年11月)は、千葉県市原市出身の冒険家。法政大学経済学部中退。
1969年3月に放浪の旅に出て、主にヒッチハイクでアジア各国を巡ったのち、中近東・ヨーロッパ・アフリカ大陸に至るまで足を延ばす。
1972年12月一時帰国するも、放浪生活を経験した彼にとって日本社会は窮屈であったのだろうか、太平洋戦争終結後未だにフィリピン・ルバング島にてゲリラ活動を展開していた小野田寛郎に逢うため現地に向かい、1974年2月に彼との接触に成功し、救出の橋頭堡を築いた。
その後は雪男発見に情熱を注ぐも、1986年11月にヒマラヤ・ダウラギリIV峰で遭難死し、翌年1987年10月7日になって遺体が発見された。享年38。