金野潤
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金野 潤(こんの じゅん、1967年3月20日-)は、埼玉県出身の柔道家(五段)。現在は日本大学柔道部監督。
[編集] 来歴
芝中学校から日本大学第一高等学校、日本大学を経て綜合警備保障へ。
現役当時は小川直也のライバルと言われており、全日本柔道選手権には当時最多となる12度の出場を果たした。 成績は1990年三位、1991年準優勝、1993年準優勝とほぼ上位におり、1994年の大会では決勝戦でケンカ四つの立ち姿勢から腋固をかけ、対戦相手の吉田秀彦は肘関節を負傷、試合中に両者が睨み合いになり館内を騒然とさせた。結果は、旗判定の末金野の初優勝となった。その後1997年大会でも優勝。
また吉田へ腋固に加え、1994年大会準々決勝にて巨漢(180cm、150kg)の正木嘉美を打倒小川への秘策であった蟹挟で骨折させている事から勝利至上主義者とされ、「勝負の鬼」などと呼ばれた(賛否両論あり)。
2003年からは日本大学柔道部の監督にを努めている。
なお、柔道修行の一環としてサンボも経験しており、1993年9月に開催された19回全日本サンボ選手権大会(100kg超級)では優勝を果たしている。
[編集] 主な成績
- 1990年:嘉納治五郎杯(無差別級) 準優勝
- 1990年:全日本柔道選手権 3位
- 1991年:アジア柔道選手権 優勝
- 1991年:全日本柔道選手権 準優勝
- 1993年:全日本柔道選手権 準優勝
- 1994年:全日本柔道選手権 優勝
- 1997年:アジア柔道選手権(95kg超級) 優勝
- 1997年:全日本柔道選手権 優勝
- 1998年:講道館杯(100kg超級) 優勝
[編集] 関連項目
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