野崎透
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野崎 透(のざき とおる、1961年5月21日-)は、アニメのスペシャルコンセプター(作品の舞台の詳細を設定する役割。)。北海道出身。
[編集] 概要
角川書店ニュータイプ編集部、スタジオジブリ出版部を経て独立。勇者王ガオガイガーにてデビュー。
スペシャルコンセプターとは、主にサンライズのアニメ作品において、舞台となる世界の詳細を設計し、使用される専門用語などを考案している役職である。 その他にも、脚本の一部や作品のノベライズなども担当している。なおこの肩書きは主にサンライズ作品における野崎透に使用されている。
彼の手で構築される精緻でシリアスな世界観には定評がある。しかしながら作品の中で膨大な量のデータ読み上げを背景音響として使用する手法は、実際に多数の数字を読まなければならない声優にとっては結構な負担となっている。
また、これらのセリフはアフレコ終了後、何人の出演者がスタジオに残って収録するため、リヴァイアスの出演者は「宿題」と称していた。
[編集] 主な作品
- 勇者王ガオガイガー(1997年)- スペシャルコンセプター
- ガサラキ(1998年)- シリーズ構成
- ベターマン(1999年)- スペシャルコンセプター
- 無限のリヴァイアス(1999年)- スペシャルコンセプター
- アルジェントソーマ(2000年)- スペシャルコンセプター
- ウィッチハンターロビン(2002年)- スペシャルコンセプター
- ラーゼフォン(2002年)- 設定考証
- ダイバージェンス・イヴ(2003年)- シリーズ構成
- みさきクロニクル(2004年)- シリーズ構成
- こみっくパーティーRevolution(2005年)- 脚本
- 妖逆門(2006年)- 脚本
- 小説 装甲騎兵ボトムズ コマンドフォークト(2006年よりホビージャパンならびにノベルジャパンで連載中) - ストーリー本文