避雷針
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アメリカ合衆国の物理学者、ベンジャミン・フランクリンが1752年もしくは1753年に発明。彼の言葉によると「雷雲に含まれる電気的な流体を取り除くことによって、落雷を避ける」ためのものである。
避雷針は、保護するべき建築物の先端部分に設置する。大電流に耐えられる接地線を避雷針本体から地面まで引き下げ、地中に埋設した銅板に接続しなければならない。避雷針の先端から頂角60度の円錐形内に収まる部分が落雷から保護される。
日本においては建築基準法により20メートル以上の建物には避雷針(避雷設備)の設置が義務付けられている。なお日本では1875年(明治8年)、石川県金沢市にある尾山神社の楼門建設の際に設置されたものが最初である。