遠藤純男
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
男子 柔道 | ||
銅 | 1976 | 男子 重量級 |
遠藤純男(えんどう すみお、1950年10月3日 - )は福島県郡山市出身の柔道家。モントリオールオリンピックでの柔道・重量級の銅メダリスト。
[編集] 来歴
日本大学卒業後、警視庁勤務を経て、現在は秋田経済法科大学経済学部教授で同大学の柔道部総監督を務める。
モントリオールオリンピックでは油断から敗れたが技の切れは一級品であった。上村春樹とライバル関係にあって両雄とも参加したが揃っての金メダルとはならなかった(上村は無差別級で金メダルをとった)。170cm・120kgという体型からの背負い投げは強烈であった。長身の外国人選手からは、ずいぶんと恐れられた。
後年は山下泰裕のライバルとして、1980年の全日本選抜柔道体重別選手権大会では奇襲技「蟹ばさみ」(現在は禁じ手)で山下の腓骨をへし折った。試合は痛み分けで引き分け扱いであったが、文句無く遠藤の勝利でもあった。上村、山下の後塵を拝した男のもっとも輝いていた瞬間かもしれない。全日本選手権優勝経験あり。
[編集] 関連項目
カテゴリ: 日本の柔道家 | 日本のオリンピック選手 | 福島県出身の人物 | 1950年生