遊☆戯☆王オフィシャルカードゲーム デュエルモンスターズ
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遊☆戯☆王オフィシャルカードゲーム デュエルモンスターズは、高橋和希原作の漫画『遊☆戯☆王』に登場する架空のカードゲーム『マジック・アンド・ウィザーズ』をモチーフにして、コナミが製作・販売しているトレーディングカードゲーム。カード販売総数が150億を超え、世界で最も行われているカードゲームとしてギネスに登録された。戦略性の高いルールや、種類の豊富なカード、またカードの美しいデザインなどで幅広い層に人気のカードゲームである。
目次 |
[編集] 基本的なルール
- デッキの構築
- 劇中に登場した架空のカードゲーム『マジック&ウィザーズ』と『遊戯王オフィシャルカードゲーム(OCG)デュエルモンスターズ』は、共に基本的なプレイ方法は同じである。
- 各プレイヤーは後述する3種類のカードを任意に組み合わせ40枚以上の山(デッキまたはメインデッキ)及び15枚の予備カードの山(サイドデッキ)を作成する。
- 同名カードの使用はメイン・サイドに合わせて3枚までで、制限・禁止カードはそれぞれ使用枚数制限がある。(「融合モンスター(後述)」はメイン及びサイドデッキの枚数に含まれず、別に「融合デッキ」に含まれる。)
- 試合システム
- 一回の勝負(決闘=デュエル)においてはメインデッキを使用し、1デュエルの勝敗が決した後、デュエルとデュエルの間に対策、補強、タイプチェンジなどの目的でメインデッキとサイドデッキのカードを入れ替える(サイドチェンジ)。
- この際、元々のデッキ枚数を変更させることはできない。
- 一回の試合(マッチ)は3デュエルのうち、2回先勝したプレイヤーが勝者となる。
- ライフ
- プレイヤーの耐久力はライフと呼ばれる数値で表され、初期ライフは8000であり、上限は無い。
- モンスターの戦闘、カードの効果で増減し、先に0になったプレイヤーはデュエルに敗北する。
[編集] デュエルの流れ
- デュエル開始準備
- 着座後、対戦相手に挨拶をする。(公式ルールでは握手も規定されている)
- メインデッキをよくシャッフルし、お互いにデッキ上から5枚ずつカードを引く(この行動をドローと呼ぶ)。
- 以降、自ターン開始時(ドローフェイズ)ごとに1枚カードを引いてから行動を起こす。
- ドローフェイズ
- 自ターンの開始時、自分のメインデッキよりカードを1枚ドローする。他に罠、速攻魔法等の(以下、罠等)の発動が行える。罠等の発動は基本的に任意のタイミングで発動できるので、以下のフェイズ説明では省略する。
- この時新たにカードをドローできない場合(デッキ切れ)の場合、引けなかったプレイヤーはデュエルに敗北する。
- スタンバイフェイズ
- 次の「メインフェイズ1」に移行するまでの移行段階。効果テキストに「スタンバイフェイズに~する」等の効果を持つカードの処理を行う。
- メインフェイズ1
- 自ターンであれば「スペルスピード1」の効果の発動(スペルスピードについては後述)、モンスターの通常召喚及び表示形式の変更、カードのセットなどを行える。
- バトルフェイズ
- モンスターによる戦闘を行う。ルール上、モンスターが存在していなくてもバトルフェイズに突入することはできる。先攻プレイヤーの第一ターンのみ、バトルフェイズは存在しない。
[編集] バトルフェイズ
このステップを自軍のモンスターの数だけ行い、全ての処理が終了すればバトルフェイズ終了となる。
- スタートステップ
- バトルフェイズの開始を宣言する。
- バトルステップ
- 自軍のモンスターを宣言し、攻撃対象を選択し攻撃を行う。「攻撃宣言時~する」という効果はこの時発動する。
- ダメージステップ
- 攻撃が確定し、モンスターの攻撃力、守備力からダメージ計算を行う。このステップのみ、カウンター罠、攻守数値増減効果以外の効果は発動できない。
- エンドステップ
- バトルフェイズの終了を宣言する。
- メインフェイズ2
- メインフェイズ1と同様の行為を行える。但し、モンスターの通常召喚のみは自ターンに1度しか行えないので、メインフェイズ1で行っていた場合は行えない。
- エンドフェイズ
- 自ターンの終了を宣言する。終了宣言と同時に優先権は相手に移る。
[編集] カードの見方
- モンスターカード
- 主に攻撃に使用するカードで、例外なく以下の基礎データを持つ。(共)の記載は全てのカードに共通して記載されている事項。
- 名称(共)
- カード名とも。
- 属性
- 光・闇・地・水・火・風の6種類が存在する。OCGでは他のカードゲームに見られるような「土地」の概念が非常に希薄であるため、デッキ構築上、多色の混在は殆んど問題にならない。
- イラスト(共)
- 世界観の説明。
- テキスト(共)
- カード使用の条件等、ゲームに必要な情報が記載されている。通常モンスターの場合のみフレーバーテキストになる。
- 種族
- 「戦士」、「魔法使い」など20種類。
- 攻撃力・守備力
- 戦闘に使用する数値。
- バージョン記号(共)
- 収録されたシリーズを示す記号・番号。初期のカードには存在しない。
- カード番号(共)
- カード固有の8桁の数字。バージョン、イラスト違いの場合でもこの番号が同一の場合、同一のカードとみなされる。この位置に大会賞品と区別するため「Replica」と記載されたカードがあるが、使用は差し支えない。
[編集] モンスターカード
全てのモンスターには攻撃力と守備力が設定されており、特別な場合を除き「攻撃表示(表向き)」か「守備表示(裏向き)」として場に置く。
- 通常モンスター(枠が黄色)
- 特殊効果を持たないモンスター。
- 効果モンスター(枠が茶色)
- カードテキストに書かれた特殊能力を持つ。特殊効果には以下の種類がある。
- 融合・儀式モンスターにも効果を持つものも多く、これらも広義の効果モンスターと言える。
- 起動効果
- 自分のターンのメインフェイズに効果の発動を宣言し発動する。
- 永続効果
- フィールドに存在する限り効果が持続する。チェーンが組まれない。
- 誘発効果
- 発動条件を満たす行動が発生した場合、発動する。
- リバース効果
- 表示形式が裏から表になったとき発動する。「表になった時」という効果は他にもあるが、テキストで「リバース効果」と明記されていないものはリバース効果とは言わない。
- 誘発即時効果
- 効果起動の発動タイミングが、自分か相手のターンかを選ばない。この効果のみ、スペルスピードが2である。
- 融合モンスター(枠が紫色)
- テキストに記載された特定組み合わせのモンスター同士を各種効果で融合させることで融合デッキより特殊召喚する。
- 儀式モンスター(枠が青色)
- 特定の儀式魔法で召喚する。
[編集] 魔法カード
OCGではまほうカード/一部・アニメではマジックカードと呼ばれる。体力回復やモンスターの蘇生、モンスター並びに魔法・罠の除去など様々な魔法効果が得られるカード。枠が緑色をしている。手札から直接使うか、事前に場に裏返しで伏せておき、任意のタイミングで発動し、場のカードに特殊効果を与える。
自分のターンで発動する「通常魔法」、一度発動するとカードが破壊されるまで効果が持続する「永続魔法」、相手ターンであっても好きなときに発動出来る「速攻魔法」、モンスターに装備して使う「装備魔法」、フィールド全体に特殊効果をかける「フィールド魔法」、儀式モンスターの特殊召喚に用いる「儀式魔法」がある。なお、速攻魔法を相手のターンで使用する場合のみ、罠と同じく一度フィールドに伏せなければ使用出来ないという制限がある。
[編集] 罠カード(トラップカード)
主に相手プレイヤーの動きに対応して発動し、相手の行動を遮ったり制限を加えるような特殊効果を与える。枠がピンク色をしている。事前に場に裏返しで伏せておき、相手プレイヤーの動きに応じて発動させる。魔法カードと異なり、一旦フィールドに伏せなければ使用出来ず、特殊な場合を除き、伏せたターンには使えないが、伏せたターンを過ぎれば基本的にいつでも発動できる。
罠には、基本的な「通常罠」、一度発動するとカードが破壊されるまで効果が持続する「永続罠」、相手のカードにチェーンする為の「カウンター罠」がある。
[編集] 戦闘におけるダメージの計算とモンスターの破壊について
- モンスターカードが攻撃表示同士であれば、攻撃力が低いモンスターカードが負けとなり場から墓地へ送られ、差分の数値がプレイヤーのライフポイントから引かれる。
- 守備表示と攻撃表示同士の勝負であれば、守備表示カードの守備力が攻撃表示カードの攻撃力を上回っている場合、守備カードの勝利となり、攻撃側プレイヤーのライフポイントが減少する。(攻撃モンスターはそのまま)
- 攻撃カードの攻撃力が上回っている場合、守備カードが場から墓地へ送られる。(ライフポイントの減少はない)
- 場にモンスターカードが存在しない場合は、プレイヤーへの直接攻撃(ダイレクトアタック)として、攻撃側カードの攻撃力の数値がそのまま相手プレイヤーのライフポイントから引かれる。
- 基本的に先に相手にライフポイントを0にされるか、デッキから新しいカードが引けなく(ドローできなく)なった方が負けとなる。
- 基本的に3戦で1マッチと数え、1マッチで1プレイとする。各戦毎にサイドデッキのカードとメインデッキのカードを任意に組み替えることが出来る。
[編集] チェーン
魔法・罠・効果モンスターの効果には、それぞれスペルスピードという、発動の速さが決まっており、相手がこれらを発動したときに、より速いスペルスピードの魔法や罠を使って割り込んだり、別の魔法や罠などを便乗して発動することが出来るという、本ゲームの攻防で重要になるルール。カードの発動と効果を無効に出来る速いカードを使えば、相手の魔法や罠の発動を無効にすることが出来る。
- スペルスピード1(普通の速さ:基本的に自分ターンのメインフェイズのみで発動できる。他のカードにチェーンできない)
- 魔法(速攻魔法以外)、効果モンスターの効果(誘発即時効果以外)
- スペルスピード2(速い:相手ターンでも発動可能)
- 通常罠、速攻魔法、効果モンスターの効果(誘発即時効果)
- スペルスピード3(最も速い) ※なお、スペルスピード3のカードには、同じ3のカードでチェーンが可能。
- カウンター罠
[編集] 特殊な勝利条件
下記の6類のカードに特殊な勝利条件が存在する。その多くが後述の、公式大会における「禁止・制限・準制限カード」に指定されている。
- 封印されしエクゾディア
- モンスター「封印されしエクゾディア」と、他の特定の4枚のカード「左腕」「右腕」「左足」「右足」を手札に揃えた時点で自動的に勝利となる。
- ウィジャ盤
- 特定の5枚のカードを5ターンでフィールド上に揃えれば自動的に勝利となる。
- 「ウィジャ盤(D)を最初に」「E」「A」「T」「H」、すなわち「DEATH=死」なのだが、英語表記の場合、「死」を連想させる言葉がタブーなので「F」から始まり、「I」「N」「A」「L」、すなわち「FINAL=終了」という構成になる。ちなみに、日本語版と英語版で表現が異なるのは、天使、悪魔のような種族名、モンスターの角、十字架、六芒星など、主にキリスト教的倫理感に抵触するものや、銃器、兵器、性的表現なども絵柄が改められている。
- ラストバトル!
- 発動すると発動したターンの終わりに自分のフィールドにモンスターを残せば自動的に勝利となる(どちらも残せば引き分け。現在は販売はされているが禁止カードとなっている)。
- 終焉のカウントダウン
- 発動すると20ターン後に自動的に勝利となる。
- ヴィクトリー・ドラゴン
- このカードでプレイヤーへの直接攻撃を決めて勝利した場合、1戦でも1マッチに勝利したと計算する。世界大会での景品カードも、パラメータこそ違うが同じ効果。
- プレイバック
- デッキを0枚にする。
[編集] フィールド
- モンスターゾーン
- モンスターカードをプレイする場所。各プレイヤーとも横一列に5箇所。
- 魔法・罠ゾーン
- 魔法・罠カードをプレイする場所。モンスターゾーンと同じく横一列に5箇所
- フィールド魔法ゾーン
- フィールド魔法をプレイする場所。1箇所。新たなフィールド魔法がプレイされた場合、発動済みフィールド魔法は自動的に破壊される。
- デッキ置き場
- 1箇所。メインデッキを置く。
- 墓地
- 1箇所。フィールド、手札、デッキから破壊、使用などで破棄されたカードが置かれる場所。
- 融合デッキ置き場
- 1箇所。デュエルに融合モンスターを使用する場合に置く場所。
- 除外ゾーン
- 公式には設定がないが、OCGでは「墓地からさらに取り除かれた=ゲームから除外された」状態が存在し、除外されたカードは通常の場合、再利用は不可能。但しルール上、除外ゾーンを活用する戦術もあり、概念的にはゾーンと称しても差し支えないと考えられる。
[編集] 原作との主なルールの違い
原作に登場する「マジック&ウィザース」を実際のゲームとして構成したこのゲームであるが、バランスを考えて原作のルールを再現していない部分も散見される。
- 初期ライフ
- プレイヤーの初期ライフは実際は8000ポイントだが、原作では最初2000で、現在でも4000しかない。
- モンスター配置の表示形式
- アニメを見てOCGを始めたプレイヤーに最も良く見られる。コミックでは「表側守備表示」でのみ守備表示での召喚が可能であり、アニメにおいても「表側守備表示」か「裏側守備表示」の両方で召喚可能であるが、実際には「表側攻撃表示」もしくは「裏側守備表示」でのみ可能。おそらく、コミックで「表側守備表示」でしかモンスターを召喚できない理由は、モンスターを召喚したあとで表示形式を決めるというルールが存在するためだろう。アニメ版においてはこのルールは使用されておらず、召喚する際に表示形式を変更する。
- カードの秘匿発動
- 原作では魔法/罠カードを相手に告示せずに発動させておき、相手プレイヤーの行動時に「実は発動していた」等と宣言するような行動が許されたが、バランスの面から実際のゲームでは不可。
- 「トゥーン・ワールド」の扱い
- 原作で「マジック&ウィザース」のデザイナーであるペガサスが使用した、「トゥーン」と名のつくカードは、「同じトゥーンと名の付くモンスターでなければ倒せない/守備ターンにはトゥーンの世界へ隠れてしまって攻撃が当たらない」等といった一方的な効能があったが、これらも不公平であるため実際のゲームでは扱われていない。
- 魔法・罠の扱い方
- 原作において魔法、及び罠カードは、1ターンに1枚のみセットできる。また、手札からの魔法カードは1ターンに1度しか発動できない。そして、伏せてあれば相手ターンでもあらゆる魔法カードが使用可能。実際のゲームでは、伏せカードの制限、魔法カード発動の制限はない。ただし、魔法カードで相手ターンに使用できるのは速攻魔法のみ。アニメ版では途中からこちらのルールに変更された。
- エスケープ
- 魔法・罠・モンスターの効果で攻撃対象のモンスターが消えたり、モンスターの位置が代わった場合などで、攻撃が無効となる。原作での代表例は、29巻の遊戯VS海馬戦、31巻の遊戯VSマリク戦、遊戯王R2巻の遊戯VS月行戦など。実際のゲームでは、このような特殊ルールは存在せず、対象となるモンスターが消えた場合は対象が別のモンスターに入れ替わったり、プレイヤーへの直接攻撃になる。
- 融合
- 原作においては、融合モンスターカードという物が存在しないので、基本的にどんなモンスターの組み合わせでも融合できるようだが、召喚ターンに攻撃できないというデメリットが存在する上に、フィールド上に存在しているモンスターでなければならない。実物では融合モンスターカードが存在し、決められたモンスター同士を融合させなければ召喚できないが、召喚ターンに攻撃ができ融合素材モンスターは手札にあるだけでよい。このルールも、アニメ版では魔法・罠カードのルールと同様になった。
[編集] ルールの管理
カードが増加するに従い、カード間の効能の矛盾点やゲームバランスの狂いなどが生じることを防ぐため、現在ではコナミ内に所在する「遊☆戯☆王オフィシャルカードゲーム デュエルモンスターズ事務局」がルールの解釈や管理を行っている。
- 新エキスパートルール
- 現行の基本的な公式ルールであり、一般的なプレイをはじめ公式大会でもこのルールに則って実施される。
- ジュニアルール
- 初期の「ノーマルルール(原作に近いもの)」をアレンジ・簡略化し、低年齢層にも分かりやすく楽しめるようにした簡易ルール。
[編集] 講習会
事務局主催の、初心者向けのルール解説と実技の講習会。カードを持っていなくても参加が出来る。会場や開催時期は公式HPで更改されている。
[編集] 禁止・制限・準制限カード
公式大会などではゲームバランスを考慮し、極端な勝率や大会プレイとしては不条理な戦況を生み出すおそれのあるカードの使用を制限・禁止している。これらの禁止・制限カードリストは半年に一度更新され、公式HP等で発表される。
- 禁止カード
- 一切使用が禁止されているカード(2006年9月1日改定の禁止カードリスト)
- 混沌帝龍 -終焉の使者-
- カオス・ソーサラー
- カオス・ソルジャー -開闢の使者-
- キラー・スネーク
- 黒き森のウィッチ
- サイバーポッド
- サウザンド・アイズ・サクリファイス
- 処刑人-マキュラ
- 月読命
- 同族感染ウィルス
- ファイバーポッド
- 魔導サイエンティスト
- 八汰烏
- 悪夢の蜃気楼
- いたずら好きな双子悪魔
- 王家の神殿
- 苦渋の選択
- 強引な番兵
- 強奪
- 強欲な壺
- 心変わり
- サンダー・ボルト
- 死者蘇生
- 蝶の短剣-エルマ
- ハーピィの羽根箒
- ブラック・ホール
- 王宮の勅命
- 現世と冥界の逆転
- 第六感
- 刻の封印
- ラストバトル!
- 制限カード
- 1枚のみデッキ及びサイドデッキに入れることが出来るカード(2006年9月1日改定の制限カードリスト)
- 異次元の女戦士
- ヴィクトリー・ドラゴン
- お注射天使リリー
- クリッター
- 混沌の黒魔術師
- 神殿を守る者
- 人造人間-サイコ・ショッカー
- 聖なる魔術師
- 魂を削る死霊
- ダンディライオン
- D.D.アサイラント
- ドル・ドラ
- 深淵の暗殺者
- ネフティスの鳳凰神
- 封印されしエクゾディア
- 封印されし者の右足
- 封印されし者の右腕
- 封印されし者の左足
- 封印されし者の左腕
- マシュマロン
- 魔導戦士 ブレイカー
- メタモルポット
- 森の番人グリーン・バブーン
- 闇の仮面
- 黄泉ガエル
- 押収
- 大嵐
- サイクロン
- スケープ・ゴート
- 団結の力
- 月の書
- 手札抹殺
- 天使の施し
- 貪欲な壺
- 早すぎた埋葬
- 光の護封剣
- 抹殺の使徒
- 魔導師の力
- 魔法石の採掘
- 未来融合-フューチャー・フュージョン
- 突然変異
- 遺言状
- リミッター解除
- レベル制限B地区
- グラヴィティ・バインド-超重力の網-
- 激流葬
- 死のデッキ破壊ウイルス
- 聖なるバリア-ミラーフォース-
- 血の代償
- 停戦協定
- 破壊輪
- 魔法の筒
- リビングデッドの呼び声
- 準制限カード
- 2枚までデッキ及びサイドデッキに入れることが出来るカード(2006年9月1日改定の準制限カードリスト)
- 暗黒のマンティコア
- ならず者傭兵部隊
- 見習い魔術師
- 強制転移
- 増援
- 成金ゴブリン
- ハリケーン
- ゴブリンのやりくり上手
- 光の護封壁
- 魔のデッキ破壊ウイルス
- 無謀な欲張り
[編集] 公式大会
- 遊戯王ワールド・チャンピオンシップ
- 遊戯王オフィシャルカードゲーム デュエルモンスターズ事務局とコナミが主催する最大規模の大会で、世界選手権試合。
- 日本においては国内公式大会「デュエリストキング・トーナメント」を勝ち抜き、国内ランキング上位100名以内にランキングされた者同士で代表選考試合が行われ、上位4名が本戦に出場することが出来る。
- 当ゲームが発売されている諸外国でも同様の選考を経て選出された選手が参加し、最終的に世界一を決めるトーナメント戦が行われる。
- デュエリストキング・トーナメント
- 国内各地で開催される最も一般的な公式トーナメント試合。ルールは「新エキスパートルール」で行われ、結果は国内ランキングに反映される。当大会で国内上位100名以内にランキングされれば、前述のワールドチャンピオンシップ選手候補の資格を得る。開催情報は随時公式HPで更改されている。
- デュエリスト・トーナメント/小学生大会
- 小学生以下限定の国内公式大会だが、上位大会と同じ「新エキスパートルール」で行われ、勝ち抜けば国内ランキングにも反映される。開催情報は随時公式HPで更改されている。
- デュエリスト・トーナメント/ジュニアクラス
- 小学生限定の国内公式大会であるが、「ジュニアルール」で行われ、国内ランキングはジュニア部門として反映される。開催情報は随時公式HPで更改されている。(2006年現在、ジュニアルールでの公式戦は開催されていない)
- 遊戯王アジア・チャンピオンシップ
- 遊戯王オフィシャルカードゲームがまだアジア内だけでしか販売されていない頃の事実上の世界大会。予選の参加希望者は抽選によって決められていた。
- 大会形式が予選からアジアチャンピオン決定戦にいたるまで全てトーナメント形式。
- 主な公認大会の歴史
-
- 1999年8月 遊戯王デュエルモンスターズ決闘者inドーム
- 2000年3月 全国大会
- 2000年8月 第1回アジア・チャンピオンシップ(優勝:香港)
- 2001年3月 全国大会
- 2001年8月 第2回アジア・チャンピオンシップ(優勝:香港)
- 2002年8月 第3回アジア・チャンピオンシップ(優勝:日本)
- 2002年12月 全国大会(ジャンプフェスタ内)
- 2003年8月 第1回ワールド・チャンピオンシップ(優勝:香港)
- 2004年8月 第2回ワールド・チャンピオンシップ(優勝:日本)
- 2005年8月 第3回ワールド・チャンピオンシップ(優勝:ギリシャ)
- 2006年8月 第4回ワールド・チャンピオンシップ(優勝:イタリア)
[編集] カードについて
当ゲームのカードは、基本的には下記の2通りで発売されている。
- ストラクチャーデッキ(SD)
- あらかじめ40枚の構成で箱詰め販売されているデッキで、これだけで直ぐに遊べるように構成されている。原作のキャラクター達に因んで複数種が発売され、新作も定期的に発売されている(4期以降のSDは種族別または属性別の構成になっている)。
- パック
- カードをランダムに5枚(第四期から始まったEDITIONシリーズは12枚)づつ組み合わせて封入したパック。複数種が発売され、新作も定期的に発売されている。カードを買う場合はこれが主流。
[編集] 入手が特殊なものの一例
- 公式大会
- 公式大会に出場することで貰えるものや、入賞することで貰えるものがある。中でも上位入賞者や優勝者にしか交付されない、世界に数枚しかないプラチナカードはマニアの間で大変な人気と価値があり、取引のレートも非常に高い。
大会優勝者には参加者に配布されたカードのノーパルパラレルレア版が配布。
- 購入特典
- 雑誌の購読特典やコンピュータゲーム等に同梱されたもの。確実にウルトラレア以上。当ゲームをバックアップする雑誌『Vジャンプ』などは、特典カードを不定期で付録させたり、「森の番人グリーン・バブーン」等のように年間購読の契約をした読者にのみ送られるカードなども存在する。また、一部のゲームには予約特典のカードもある。
- イベント
- イベント会場限定で発売されたり、配付されるカード。東京ドーム等で開催された遊戯王のイベント等では、会場限定のカードが発売されている。また一部関係者や招待客に上映会が開催された劇場版「光のピラミッド」では、「ワタポン」の日本語版カードが配付されたが、流通数が非常に少なく、レートも高額になっている。
- 応募者限定(リミテッドエディションなど)
- 人気カードの別イラスト版や、マンガ等のカードが収録された。
- プレミアムパック
- 1パックの封入枚数が5枚以上で、確実にレアカードが入っている。イベントで先行発売され、その後市販される(会場限定の場合もある)。マンガ等のカードが入る事が多い。
[編集] レアカード
カードの一部には、少数生産にて箔押しや光沢調(ホイル加工と呼ばれる処理)、レリーフ調などの装飾が施されたレアカードが存在し、希少品は数千~中には100万円を超えるプレミアム価格で取引されているものもある。レアカードにも下記のようなグレードが存在する。
- ノーマルレア
- 見た目はノーマルカードと完全に同じで区別する方法は無い
- (第1期「Vol.3」以降に登場した、封入率が一箱一枚の特殊なレアカード。第4期以降は廃止された)
- ノーマルパラレルレア
- カード全体に縦横の光沢線が入っている
- 名称部分が箔押しで無い
- カードイラストがホイル加工されていない
- (プロモカード及び自販機にのみ存在するパラレル仕様のノーマルカード。自販機では第3期「ファラオの遺産」以降に登場した。実はこのカードの存在に関する公式の記述は無く、公式カードリストなどでも表記されていない。プロモ版は通常版のカードとは別のナンバーが印字されている。自販機版パラレル仕様はファンの間では「自販機パラ(もしくはガチャパラ)」等の通称で呼ばれる。)
- レア
- カードの名称部分が銀の箔押し
- (第4期以降は封入率が上昇し、1パックに1枚の割合で封入されるようになった。なお、スーパーレアのカードが入っていた場合は別にレアが必ず入っている。ウルトラレアとアルティメットレアの場合は入っていない)
- スーパーレア
- カードの名称部分は特別な処理はされておらず、ノーマルカードと同じ
- カードイラストがホイル加工されている
- ウルトラレア
- カードの名称部分が金の箔押し
- カードイラストがホイル加工されている
- ウルトラシークレットレア
- カードの名称部分が偏光調の銀の箔押し
- カードイラストがホイル加工されている
- (初期のプロモカードのみに存在する特殊なレアリティ。ヴァリュアブルブックなどで確認可だが、現在は使われていない)
- シークレットレア
- カードの名称部分が偏光調の銀の箔押し(ただし不死王リッチーのみ虹色)
- カードイラストがホイル加工されており、その上から絹目調の光沢
- (第1期「Vol.3」以降に登場した。第4期以降は主にプロモカードに使われるようになり、通常のパックからは廃止された)
- パラレルレア
- カードの名称部分が金の箔押し
- カードイラストがホイル加工されている
- カード全体に縦横の光沢線が入っている
- (第1期「Vol.5」以降に登場した。現在は一部のプロモカードなど以外では使用されていない。ちなみに、プレミアムパック3のパラレルレアは箔押しが無く、Vジャンプ限定の「E・HERO フレイム・ウィングマン」のパラレルレア版は通常のレアと同じ銀の箔押しでありイラストにホイル加工が施されていないが、これらはパラレルレアと見なされる)
- アルティメットレア(レリーフレアとも呼ばれる)
- カードの名称部分が金の箔押し
- 属性マーク(モンスターカードはレベルの星マークも)がレリーフ調
- カードイラストがレリーフ調
- (第2期「千眼の魔術書物」以降に登場した。当初はウルトラ以上のレアリティのカードにしか存在しないレアリティだったが、第4期以降はスーパーレア以上のレアリティのカードに存在するようになったため、種類が大幅に増加した。唯一例外として、デュエリストレガシーに収録されている「インセクト女王」の初期版はコナミ公認のエラーカードとなっており、カード名が金の箔押しでありながらレリーフ処理がされていない。)
- プラチナレア(未公認)
- シークレットレアの絹目調の光沢が、カードイラストの外へはみ出しているエラーカードのこと。一部ファンの間で「プラチナレア」の通り名で存在が取り質されてきたが、コナミが製造エラーであると公言したため、このグレードは存在しない。オークションなどでは今でもこのグレード名で取引されている物もある。
[編集] 外国語仕様のカード
当ゲームの海外進出に従い、カードにも様々な外国語仕様のものが発売され、一部は日本国内でも通常に販売されている。これらは公式大会でも使用可能であるが、カード裏面のデザインが一部異なるため、裏面が見えないカードスリーブ(カードケース)に入れることが条件となっている。
[編集] OCG以外のカードゲーム
- 遊戯王カードダス
- 1998年当時、テレビ朝日版のテレビアニメが放送された際に玩具版権を持っていたバンダイより発売された、自販機専用商品のカードゲーム。基本的なルールはOCGと同じであるが、カードデザインは裏面が紫を基調とした渦巻き柄、表面が一律肌色で、モンスターや魔法など種類によってカードのカラーリングに差異をつけてはいなかった。
- 99年に発売が終了し、総数は約200種類。なお東映が製作した劇場用映画第1作では、前売り特典として劇中で海馬瀬人が使用した魔法カード「邪悪なる鎖」および、通常では4枚のカードの絵合わせとして登場した「青眼の白竜3体連結」の通常サイズ版が配付された。
- こちらのカードにしか存在しないモンスターなどが存在するが、オークションなどで僅かに取引されている程度で、このカードの存在自体が忘れ去られている。
[編集] その他
コナミの遊び心なのか、同社のゲームがいくつかカード化されている。
[編集] デュエルモンスターズのナンバー1
- 最も攻撃力・守備力が高いモンスター
- 「F・G・D」と「究極竜騎士」の5000ポイントである。
- 最も攻撃力が高い通常モンスター
- 「青眼の白龍」の攻撃力3000である。
- 最もレベルが高いモンスター
- 「F・G・D」「究極竜騎士」「青眼の究極竜」の12である。
- 最も攻撃力が高いリバースモンスター
- 1900の「ニュート」である。
- 最も攻撃力が高いレベルモンスター
- 3500の「サイレント・マジシャン LV8」である。
- 最も攻撃力が高いトゥーンモンスター
- 3000の「ブルーアイズ・トゥーン・ドラゴン」である。
- 最も攻撃力が高いスピリットモンスター
- 2800の「火之迦具土」である。
- 最も攻撃力が高いユニオンモンスター
- 2000の「騎竜」である。
- 最も攻撃力が高い儀式モンスター
- 3300の「天界王 シナト」である。
- ちなみに特殊効果を持たない儀式モンスターでは「仮面魔獣マスクド・ヘルレイザー」が攻撃力3200で最も攻撃力が高い。
- 最も攻撃力が高いトークン
- 「トリッキーズ・マジック4」の効果で召喚できる攻撃力2000のトリッキートークンである。
- 最も攻撃力・守備力が低い通常モンスター
- 攻守共に0のモンスターはすでに30枚以上登場しているが、通常モンスターのみでは「千眼の邪教神」と「ソイツ」だけである。
- 最も攻撃力・守備力が低い融合モンスター
- 攻守共に0の「サウザンド・アイズ・サクリファイス」である。
- 最も攻撃力・守備力が低い儀式モンスター
- 攻守共に0の「サクリファイス」である。
- 最も攻撃力・守備力が低く尚且つカードテキストが最も長いモンスター
- 「D-HERO ドレッドガイ」のテキストが攻守0の中では最も長い。