連山車
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連山車(れんだし)は福島県福島市で毎年体育の日を含む3連休に行われる行事。
以前は福島稲荷神社の祭日に伴い10月9・10・11日に行われていたが、ハッピーマンデー法案により、体育の日を含む3連休に変更になった。
かつて福島市の多くの町会はそれぞれ山車を保有し町会ごとにばらばらに引き回していたが、青年有志が1ヶ所にまとめることを発案し、福島稲荷神社例大祭に伴い行われたことが始まりである。
開始当時は旧福島市の稲荷神社氏子町内だったが、段々参加する町会が増え、現在では
- 栄町
- 本町
- 大町・上町
- 北町
- 陣場町
- 置賜町
- 新町
- 万世町
- 天神町
- 早稲町
- 五月町
- 清明町
- 中町(・杉妻町)
- 荒町
- 柳町・御倉町
- 三河北町・三河南町
- 太田町
- 南町
- 矢剣町
- 宮下町
の20基の山車が引き回される。
山車は破風屋根の曳き山が多く、提灯が飾り付けられている。
本祭りは日曜日に行われ、山車が駅前通りに一堂に会し、太鼓の披露や観客に向けての振る舞いが行われる。 以前は例大祭の露店でにぎわう県庁通りの歩行者天国を通過していたが、警察の圧力により2006年から通行が禁止された。(直前に開かれた明石花火大会将棋倒し死亡事故の公判で警察側が敗訴したことを受け、観客に怪我をされては困る警察側の思惑によると思われる。)
町会によっては国道13号線等の交通量の多い道路を使用する上、街なかの道路は狭く追い抜きなどもしにくく車が連なるため、期間中の自動車の通行には注意が必要である。路線バスや高速バスも巻き込まれのろのろ運転となるときがあるが、これも期間中のよくある風景とされている。