辻善之助
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
辻 善之助(つじ ぜんのすけ、 1877年 - 1955年)は昭和の歴史学者。兵庫県姫路市元塩町生まれ。
姫路中学校(現兵庫県立姫路西高等学校)を経て東京帝国大学文科大学国史科で学ぶ。卒業後、同郷の三上参次に従い史料編纂員になる。(1929年初代史料編纂所所長) 仏教史研究から日本人の精神と日本文化の形成を探求し実証主義的研究を貫き、日本史学の発展に寄与した。
[編集] 略歴
- 1899年 - 史料編纂所員
- 1911~1912年 - 欧米留学
- 1920年 - 伊勢専修寺で親鸞の真筆を発見
- 1923年 - 東京帝国大学教授就任
- 1929年 - 初代史料編纂所所長
- 1932年 - 帝国学士院会員
- 1938年 - 東京帝国大学名誉教授、立正大・上智大教授、文化財専門審議会会長就任
- 1952年 - 文化勲章受賞
[編集] 著作
- 『日本佛教史』全10巻(1955年完成)
- 『日本文化史』全7巻(1948~1950年)
- 『増訂 海外交通史話』(1930年)
- 『人物論叢』
- 『日本仏教史の研究』
[編集] 関連項目
カテゴリ: 日本の歴史学者 | 1877年生 | 1955年没 | 人名関連のスタブ項目